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荒 克之; 山田 政治; 角田 恒巳; 山岸 秀志
JAERI-M 86-181, 89 Pages, 1986/12
炉内計測センサの開発に関して、マルテンサイト系ステンレス鋼SUS403,SUS410J1,TAF及びフェライト系ステンレス鋼SUS405の磁気特性を調べた。試料は焼入・焼戻し・低温焼なまし・完全焼なましの熱処理を施したものと、未処理(バ-ジン材)を用い、それぞれについて常温~800Cの範囲で各種の有用と思われる時期特性(磁化特性・透磁率・逆磁歪・キュ-リ点など)を調べた。マルテンサイト系の材料は磁気的に半硬質な性質を示し、フェライト系は比較的軟質である。常温での飽和磁束密度は約15000ガウス、キュ-リ点は材料によって幾分異なるが、720~750Cである。SUS403と405は逆磁歪も大きい。本報告書は、以上の結果をデ-タ集として纏めたもので、大型磁気装置の設計にも役立つと考える。
荒 克之; M.J.Brakas*
IEEE Transactions on Magnetics, 11(5), p.1352 - 1354, 1975/05
被引用回数:5炉内用圧力検出器へ応用するために、マルテンサイト系ステンレス鋼AISI-410の逆磁歪特性を調べた。AISI-410で作った試験片に引張りおよび圧縮応力を加え、試験片を400Hzの交流電流で励磁し、試験片に巻かれた2次コイルの誘起電圧を測定した。これより、励磁の大きさに対する逆磁歪感度を求めた。その結果、逆磁歪感度は励磁を大きくするにつれて増大し、約600AT/m-400Hzで2810Wb/m/kg・mmの値に飽和することがわかった。この値は、圧力測定への応用には充分な値であり、一定の逆磁歪感度を与える応力の範囲、すなわち応力の直線範囲も約1.5kg・mmであるので、直線性も充分と思われる。実験より得られた値をもとにして、プロトタイプの圧力検出器を設計・製作し、特性を調べた。その結果、設計値と実験値はよく一致し、50kg/cmの圧力に対し、約100mVの出力を示した。