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音部 治幹; 中村 彰夫; 山下 利之; 湊 和生
Journal of Nuclear Materials, 344(1-3), p.219 - 222, 2005/09
被引用回数:3 パーセンタイル:24.15(Materials Science, Multidisciplinary)アクチノイド含有ジルコニアは、核変換燃料ターゲット,イナート・マトリックス燃料及び放射性廃棄物固化体など、原子力分野のアプリケーションにとって有望な候補材料である。ここでは、アクチノイド含有ジルコニアの一つである蛍石型(F-type)ZrPuOの酸素ポテンシャル(g(O))挙動をジルコニア酸素センサーを用いたEMF法で調べた。パイロクロア(P-type)ZrPuOやF-type PuOのg(O)データと比較することにより、陽イオンや陰イオンの秩序(又は無秩序)構造に関連する、F-type ZrPuOのg(O)の全体的な特徴を明確にすることを目的としている。793T1078Kの範囲では、F-type ZrPuOのg(O)は、同じ酸素不定比組成(O/M)でF-type PuOのg(O)よりも150kJ/mol大きかった。また、F-type ZrPuOのg(O)は、同じO/MでP-type ZrPuOのg(O)よりも50kJ/mol低かった。これらの結果から、g(O)挙動は陽イオンの組成(Pu/Zr)に大きく依存しているだけでなく、陽イオンや陰イオンの秩序(又は無秩序)構造にも依存していると考えられる。