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小菅 淳; 峰原 英介*; 猿田 晃一
no journal, ,
2011年、東京電力福島第一原子力発電所で発生した事故では、原子炉の炉心の損傷や原子力発電所の損傷により放射性物質が放出され、周辺地域で環境汚染を引き起こした。この事故により汚染された機器類を廃棄する場合、除染を行う必要がある。現在、一般的に用いられている機械的除染や化学的除染では、作業者を放射線にさらす可能性があり、また多量の二次廃棄物が発生するという課題がある。それに対しレーザーを用いる除染は、非接触で、遠隔操作が可能であり二次廃棄物の発生を大幅に抑制することができる。本研究では、連続波ファイバーレーザーを用いて瞬時に蒸散させ剥離させる手法を用い、高速度カメラを用いて金属表面の剥離の時間変化の観察を行った。さらに、放射性物質で汚染された福島県南相馬市に設置されていた分析装置の部品をこのレーザー除染の手法を用いて除染試験を行った。
小菅 淳; 峰原 英介*
no journal, ,
福島第一原子力発電所を含む原子炉の廃止措置において、建屋などに多く用いられている汚染されたコンクリートの除染を効率的に行う事で放射性廃棄物の量を減らし、保管コストを大幅に下げる事が可能となる。しかし、一般的に用いられている除染手法では、作業者の放射線被ばく、除染係数が小さく、放射線残留物が多量に残り、また多量の二次廃棄物が発生する。それに対しレーザー除染は、非接触で、遠隔操作が可能で、特に除染係数100%が可能であり、二次廃棄物の発生を大幅に抑制する事ができる事を示してきた。コンクリート表面にレーザーを照射すると、照射条件により表面が溶融するガラス化と熱破砕,水分,炭酸塩等の爆裂が起こると言われている。本研究では、高出力密度連続波ファイバーレーザーの高速掃引を用いてコンクリート表層の経時的表面剥離メカニズムの解明のため高速カメラなどを用いた観測について説明する。