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高野 誠; 増川 史洋; 坂本 浩紀*
Proc. of the 2nd Parallel Computing Workshop; PCW 93, p.P2-P-1 - P2-P-5, 1993/00
遮蔽解析では、連続エネルギ断面積を使用したモンテカルロ法により、今の所、最も詳細な結果がえられると考えられる。しかしながら、従来の計算機の能力では、種々の分散低減手法を使用する必要があり、これら手法を適切に用いるためには十分な経験が必要とされた。本報では、最近の並列計算機の高速処理能力を使って、分散低減手法を排したアナログモンテカルロ計算による遮蔽解析を試みた。
金丸 亮太*; 佐々木 昇司*; 松浦 博孝*; 井原 敏博*; 瀬古 典明
no journal, ,
生活廃水や工業廃水に含まれる硝酸イオンは、河川や湖沼の富栄養化や環境汚染の原因物質であり、分離除去することが望まれている。しかし、これまでの吸着剤は、吸着容量が低い、処理速度が遅い等の問題があり、硝酸イオンを選択的かつ高速に処理可能な新規吸着剤の開発が望まれている。本研究では、高速処理条件下においても硝酸イオンに高い選択性を有する強塩基性陰イオン交換繊維の開発を試みた。その結果、グラフト重合反応により、クロロメチルスチレンをポリオレフィン繊維に導入した後、トリアリルアミンを用いてアミノ化処理することにより、目的とする硝酸イオンに高い選択性を有するイオン交換繊維を作製することに成功した。本繊維は、一般的な水処理速度の150倍の高速処理条件下においても効率的に硝酸イオンを吸着除去することが可能であった。加えて、水道水の水質基準値の1.4倍の硝酸イオンを含む水(硝酸イオン濃度: 1mM)を用いて、カラム吸着試験法により性能評価を行った結果、約7分で繊維体積の185倍の水を処理することが可能でる知見が得られた。