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高橋 周一*; 吉田 勝; 浅野 雅春; 埜富 光男*; 仲川 勤*
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research B, 217(3), p.435 - 441, 2004/05
被引用回数:15 パーセンタイル:67.30(Instruments & Instrumentation)重イオン照射したフィルムの物性変化を動的粘弾性測定(DMA),DSC,FT-IR,AFM,接触角測定,引っ張り試験などを用いて検討した。サンプルとしてはポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムを用いた。イオン照射はXeイオン(450MeV)を310
から3
10
ions/cm
のフルエンスの条件で行った。引っ張り試験とDMAの結果から、イオン照射によりPETフィルムは架橋することがわかった。しかし、3
10
ions/cm
のフルエンスで照射したPETフィルムは引っ張り強度は増大したが、破断強度は低下した。このことから、高いフルエンスで照射することにより、ポリマーの主鎖切断が起こり、分解構造が形成されると結論した。また、DSCとFT-IRの結果は、イオン照射によってフィルムが非晶化することを示した。
柳澤 和章
JAERI-M 89-076, 15 Pages, 1989/06
UOペレットの形状がRIA時の燃料破損しきい値に及ぼす影響を研究した。我が国の軽水炉で使用されているPWR標準燃料棒(ペレット形状:L/D=1.65、両端ディッシュ付)に対し、ペレット形状を改良した燃料棒(ペレット形状:L/D=1.22、両端ディッシュとチャンファ付)を作製し、3.0~3.5MPaまでの燃料棒の充填加圧を行い、燃料破損しきい値を調べる実験を行った。得られた主要な知見は、次の通りである。:(1)本実験条件下では、標準及び改良棒の破損しきいエンタルピ値に殆ど差異はなく、約150cal/g・fuel(0.56kJ/g fuel)となった。この値は、現行のRIA規準で定めている燃料の破損しきいエンピタル値:120cal/g fuel(0.50kJ/g fuel)を下回らず、かつ、十分な安全裕度を有していることがわかった。(2)改良燃料棒の破損形態は標準燃料棒と同一で、いずれもふくれによる破裂破損であった。この破損形態は、現行規準作成の際にデータベースとなった過去のNSRR加圧標準燃料棒の破損形態と同一であった。
中島 幹雄; 立川 圓造
Journal of Nuclear Science and Technology, 24(1), p.41 - 46, 1987/01
被引用回数:21 パーセンタイル:85.80(Nuclear Science & Technology)モレキューブシーブ5Aに吸着されたとリチウム水の放射線分解による水素発生を、トリチウムの自己放射線とCo
線照射によって調べた。水素発生量は、いずれの放射線においても、液相の水の放射線分解から予想されるより大きく、モレキュラーシーブからのエネルギー移動現象による水素発生量の増大効果を示した。このエネルギー移動による水素発生量は、吸着水量の関数として、シリカゲル-HTO系の放射線分解で得られた実験式と類似の式によって表すことができた。
線照射と自己放射線分解との比較では、シリカゲル-HTO系の場合と異なり、自己放射線分解の方が大きな水素発生量を与えることが解った。