Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
森本 吉紀*; 加藤 小百合*; 戸田 直博*; 片山 芳則; 辻 和彦*; 矢尾板 憲一*; 下村 理
Review of High Pressure Science and Technology, 7, p.245 - 247, 1998/03
液体Rbと液体NaのX線回折を、6GPaの圧力下まで放射光を用いて測定した。電子構造の変化が構造に及ぼす影響を調べるため、液体Rbでは体積比が0.52まで、液体Naでは=0.73までの範囲で、静的構造因子と2体分布関数を求めた。圧力の増加に伴い、液体Rbと液体Naのどちらにおいても、のピークの一が高いの側にシフトし、第一ピークの高さは増加した。これらの構造データの体積依存性を他の金属や膨張した流体のものと比較する。
神林 奨; 千原 順三
Molecular Simulation, 16, p.31 - 46, 1996/00
被引用回数:5 パーセンタイル:20.90(Chemistry, Physical)従来のカーパリネロの理論による分子動力学法とは異なった、新しい第1原理的分子動力学法(QHNC-MD法)を考案した。QHNC-MD法では、液体金属中の電子及びイオンに関する動径分布関数と有効イオン間ポテンシャルに対する量子的HNC方程式を、古典的分子動力学シミュレーションを用いて解く方法である。この方法では、分子動力学シミュレーションによって得られるイオン間分布関数と有効イオン間ポテンシャルを自己無撞着に決定することが可能である。また、QHNC-MD法による有効イオン間ポテンシャルの収束計算は高速であり、しかも、数千から数万個の規模のシミュレーションが可能である。この点はカーパリネロ手法と大きく異なる部分である。液体アルカリ金属に関するQHNC-MDシミュレーションから得られた静的構造因子は、X線・中性子線実験の結果と極めて良く一致し、従来のQHNC方程式の近似解に見られる欠点を取り除くことが可能となった。
古川 和男
応用物理, 44(8), P. 877, 1975/08
アルカリおよびアルカリ土金属類は、陽性であるため非金属物質、特に諸気体としばしば激しく反応する。したがってそれらを用いた物理・化学的実験操作には、特別の注意が必要である。前もって知っておくべき実験遂行上のポイントを、反応性、精製・純度管理、グローブボックス、消火法、防具と救急措置を中心として概説した。
古川 和男; 大野 英雄
物性研究, 19(5), p.B35 - B45, 1973/05
液体の本性は、その流動性にあるといってよいが、その原因がどのような構造論的条件によって現れるかを、具体的な無機物質について考察を始め、その物性の特長をも明らかにして行こうとするのが、副題の無機液体構造化学の目的とする所である。現在までに明らかにすることができた所を単原子液体すなわち、稀ガス元素液体および純金属液体につき、まず論じ、液体合金およびイオン性液体、特にアルカリハライド液体構造研究における基本的な立場を明らかにして、今後の詳細かつ定量的な理論樹立の前提条件を明らかにした。
古川 和男
高速電磁液流に関する調査報告書, p.159 - 170, 1973/00
高速電磁液体の代表的物質として、アルカリ金属(Li,Na,NaK,K,Rb,Cs)、Hgおよびアルカリハライド、アルカリ土類のハライド融体をとり上げ、これらに対する化学的性質、精製法、材料共存性および安全取扱い法等を概説し、また各々の技術的特長を明らかにした。