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高柳 敏幸; G.C.Schatz*
Journal of Chemical Physics, 106(8), p.3227 - 3236, 1997/02
被引用回数:50 パーセンタイル:84.11(Chemistry, Physical)Rotating-Bond近似(RBA)をH+HCNCN+H反応に適用した。CNの振動モードを計算に取り入れた。解くべき4次元のシュレディンガー方程式は起球座標と離散変数表示法を組み合わせて数値的に解いた。CH振動モードとCNの振動モードの結合が反応ダイナミクスに大きな影響を与えることがわかった。反応のしきい値は初期振動エネルギーのみで決まることがわかった。このことは反応に直接関与しないと考えられるCN振動やHCNの変角振動も反応座標と結合していることを示す。しかし、H+HCN反応についての断面積はC-H振動の励起によってかなり増大する。これはこの反応がモード特異的であることを示すものであり、実験結果とも定性的に一致する。
高柳 敏幸; G.C.Schatz*
Chemical Physics Letters, 265(3-5), p.410 - 417, 1997/00
被引用回数:20 パーセンタイル:57.04(Chemistry, Physical)CN結合の自由度を含むRotating-Bond近似をCN+H反応に適用した。得られる4次元のシュレディンガー方程式はCoupled-Channel展開法を用いて数値的に解いた。ポテンシャルエネルギー曲面としてSunとBowmanによって開発された経験的関数と、ter Horst,SchatzおよびHardingによって開発された非経験的ポテンシャルを用いた。後者は質の高い分子軌道法に基づいている。このポテンシャルを用いた場合、CN結合はもはやスペクテータでなく、反応座標とも結合することがわかった。したがって反応で生成するHCN分子中のCN振動モードにもかなりのエネルギーが分配される。