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木下 正弘
JAERI-M 84-160, 105 Pages, 1984/08
深冷蒸留法は、多くの場合に適用できる。フィードの条件、塔カスケード構成、入出力条件は、各場合によって大きく異なる。核融合炉の燃料給排気システムにおいては、フィードの組成は操作中にかなり変動する可能性がある。環境へのトリチウム放出量に対する規制は、フィードの条件が大きく変動しても、厳しい出力条件を満たした長期的な操作が行えるようにするという目標を達成するためには、系統的な研究が不可欠となる。本報は、著者の現在までの研究を批評的にレビューしたものである。対象となるテーマは、シュミレーション手法の開発、フィードバック流れを持つH-T分離塔の特性、動特性及び制御に関する解析、1つの新しいカスケードの提案、ヘリウムが塔特性に及ぼす影響、塔カスケードのスタートアップに関する解析、及びHETPの操作条件への依存性に関する実験的研究である。
熊原 忠士; 小方 厚; 的場 徹; 近藤 育朗; 鈴木 康夫
IEEE Transactions on Nuclear Science, NS-27(1), p.637 - 640, 1980/00
大型トカマク装置JT-60の制御、計測系は、CAMAC規格が適用されて、システムが構成されている。このCAMACシステムでは、中央制御計算機と各ブロック設備のと間のデータ転送を行なうために、運転制御システム、放電制御システム、データ収集システムから構成され、2重化シリアル・ハイウェイが使用されており、このシリアル・ハイウェイに多くのノード・クレートが接続される。さらに、階層構造のシリアル・ハイウェイ、光ファイバによるバイト・シリアル・ハイウェイ、マイクロプロセッサを内蔵した補助コントローラの多用、誤り回復機能をもつタイミング・システム、など種々の進んだ機能を備えてシステムが設計されている。ここでは、これらのJT-60CAMACシステムの種々の設計上考慮した点について報告される。
熊原 忠士; 猪俣 新次; 小沢 皓雄; 大内 勲; 佐藤 孝雄
JAERI-M 6003, 68 Pages, 1975/03
CAMACは電子計算機を用いるデータ処理装置のインタフェイス・ユニットに関する国際規格である。この規格は、種々のメーカで製作されたインタフェイス・ユニット間の互換性を保つために、必要となる機械的構造や信号の標準を規定したものである。ここではCAMACユニットの使用や設計にあたって、このCAMAC規格を理解しやすい形で整理しておく必要が生じ、本書をまとめたものである。この原文はEURATOM REPORTのEUR-4100e(1972)「CAMAC-A Modular Instrumentation Sysytem For Data Handling-Revised Description and Specification」である。
熊原 忠士
原子力工業, 20(10), p.30 - 35, 1974/10
CAMACは、小型計算機をシステム・コントローラとして使用する装置で、小型計算機と放射線検出器やサンプル・チェンジャなどの入出力機器の間に必要になるインターフェイス・ユニットの標準化を目的とした国際規格である。現状では一般的な放射線計測分野における応用例は多くないが、この分野でも測定の自動化やデータ処理などの点から計算機利用の要求が高まってきているので、今後はこの分野でもCAMAC応用システムが発展するものと考えられる。CAMAC規格に対する解説はすでに数多くなされているので、ここではCAMACの応用システムの形態と具体的な応用の例について述べ、最後に今後解決してゆかなければならない現状の問題点のいくつかについて触れている。この問題点は(1)経済性、(2)モジュールの種類、(3)プログラム作成、(4)中心となって推進する機関、に関するものである。
中村 圀夫
JAERI-M 4962, 30 Pages, 1972/09
大洗研究所で現在稼動中の材料試巌炉では、当初炉運転上の要求等から、2次冷却水流量および冷却塔運転台数を制御することにより「原子炉入口温度制御運転」を行うことが予定された。しかし、冬期の運転で制御不可能な温度域が存在すること、およびプラントの構造上の問題から、現在、この温度制御方式は採用されていない。そこで、建設当初にたちもどり、システム設計の観点からJMTRの冷却系統を再評価した。本報告書では、静定時のJMTR冷却系統各部水温を計算するための計算コードを作成し、計算値と実測値を比較してよい結果を得たので、これらの計算結果をもとに設計時の問題点、今後の「原子炉入口温度制御運転」の方法および可能性について検討を加えた。
田村 文彦
no journal, ,
加速器と物理のためのMTCAワークショップ2021は、2021年10月26日から28日にかけて、バーチャル形式で開催された。このワークショップの目的は、情報や経験を交換することで、日本におけるMTCAの利用を促進することである。初日は日本語によるチュートリアルセッションが行われ、残りの2日間は口頭発表を行った。ワークショップには120名以上の参加登録者が集まり、活発な議論が交わされた。ワークショップの概要と今後の展望について報告する。
田村 文彦
no journal, ,
大強度陽子加速器施設(J-PARC)のMTCAシステムは、着実に数を増やしている。メインリング(MR)の低レベル高周波(LLRF)制御システムは、MTCA.4をベースにした新システムに全面的に置き換えた。また、将来のミューオンリニアックのUHFとLバンド部分のLLRFシステムの研究開発を開始した。このシステムは、J-PARCの他のアプリケーションがカスタムAMC(アドバンストメザニンカード)を採用しているのに対して、商用(COTS)のRFSoC AMCを採用している。J-PARCにおけるMTCA適用の現状と今後の計画について紹介する。
山本 剛史; 波多江 仰紀; 谷塚 英一; 竹内 正樹; 小川 宏明; 北澤 真一; 今澤 良太; 石川 正男; 河野 康則; 伊丹 潔
no journal, ,
原子力機構は、ITER計画において、ポロイダル偏光計、周辺トムソン散乱計測装置、ダイバータ不純物モニター、IRサーモグラフィ装置及びマイクロフィッションチェンバー用の制御・データ収集システムの開発を進めている。各計測装置の検出器や計測に必要なレーザーなどの周辺機器をトカマクの放電シーケンスに従って動作させ、計測条件の設定及び計測条件間の一貫性検査を実施する統括制御システムを他極に先駆け設計した。また、様々な機器を制御するプログラムの起動と終了を管理するシーケンス制御機能をITERの規格・基準に従い、新たに開発した。フローチャートからシーケンス制御機能用のプログラムコードを自動生成するツールを開発することにより、プログラムの不具合を軽減させるとともに、制御ロジックの変更に柔軟に対応できるようにした。さらに、ITERの中央制御の模擬機能からの制御指令に基づいてデータ収集を行うプロトタイプデータ収集システムを開発し、設計の妥当性を実証した。