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小泉 徳潔
JAERI-Research 99-076, p.198 - 0, 2000/02
大電流強制冷却超電導導体は、交流損失低減のために、素線間に絶縁層あるいは高抵抗層を設ける。これらの導体の実証試験で、それぞれが臨界電流値の1/20,1/5でクエンチする不安定現象を観測した。この原因を実験・解析の両面から研究して、電流偏流によってクエンチが起こることを論証した。これらの導体では、わずかな撚線の乱れのために、もれ磁束が零とならないループが存在する。これまでの中規模のコイルでは、このループに誘起される循環電流は小さく問題とならなかった。一方、コイルが大型化して、磁場が高くなったために、もれ磁束が大きくなって、大きな循環電流が発生するようになった。このために、大きな電流偏流が発生して、大幅なクエンチ電流値の低下を引き起した。一方、電流偏流による不安定現象の解消方法も本研究のなかで考案し、その技術を実証した。