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井戸 毅*; 浜田 泰司*; 西沢 彰光*; 川澄 義明*; 三浦 幸俊; 神谷 健作*
Review of Scientific Instruments, 70(1), p.955 - 958, 1999/01
被引用回数:32 パーセンタイル:84.54(Instruments & Instrumentation)核融合科学研究所との協力研究により、プラズマ中の電場分布と密度揺動などを測定する重イオンビームプローブ計測装置をJFT-2Mに設置した。本装置では、重イオンビーム(タリウムイオン)のトカマクへの入口と出口で、トロイダルとポロイダル方向に掃引するビーム軌道制御が可能である。これによって観測領域をプラズマのコアからエッジにわたる領域に広げ、かつビームエネルギーの測定誤差を抑制することができる。この時、サンプルボリュームの発散または多重サンプルボリュームが現れ、これらの現象が較正に悪影響を及ぼすことが危惧された。しかし軌道計算の結果からはそれらのポテンシャル計測に対する較正には悪影響はなく、逆にそれらはある特定のパラメータ領域に現れるので、これを用いて軌道計算と実験データの比較が容易になることが示された。
篠原 孝司; 三浦 幸俊; 星野 克道
プラズマ・核融合学会誌, 74(6), p.607 - 615, 1998/06
篠原他、Jpn.J.Appl.Phys.,36.7367,(1997)に掲載されたマイクロ波反射計の新しい解析法を用いてJFT-2MのHモードプラズマ中での密度揺動を測定した。JFT-2MのHモード放電では、しばしば、LH遷移後約10msにDの信号強度がLモードレベルまで増える現象が観測される。このとき、閉じ込めはHモード時より劣化するもののLモード時よりHモード時に近いことから、この現象をH'モードと呼んでいる。反射計で密度揺動を測定するとH'モード時、80-160kHz程度にコヒーレントな揺動が観測された。しかし、NB入射の方向をかえた実験からこのコヒーレントな揺動は閉じ込めを決めるものではないと推測される。また、500kHz以上の高周波の密度揺動がH,H'モード時にLモード時にくらべ、増加していることもわかった。これは反射計が高時間分解能の測定器であるが故に得られた結果である。