Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
下野 貢; 関 正美; 寺門 正之; 五十嵐 浩一*; 石井 和宏*; 高橋 正己*; 篠崎 信一; 平内 慎一; 佐藤 文明*; 安納 勝人
JAERI-Tech 2003-075, 29 Pages, 2003/09
第一壁洗浄に有効な電子サイクロトロン共鳴(ECR)放電洗浄(DC)をJT-60Uで実証するために、高周波源としてJT-60U低域混成波(LHRF)加熱装置用クライストロンの低出力・長パルス試験を行った。LHRF加熱装置用クライストロンは、2GHz帯で単管当たり1MW-10秒出力性能を持つが、長パルス運転のために動作条件を変更しなければならない。そのために、まず電源性能から長パルス運転が可能となるビーム電流を評価した。この結果、ビーム電圧72kV,ビーム電流4.4Aにおいて電源は定常運転が可能であることが判明した。このビーム電圧及び電流において空洞共振器を調整した結果、クライストロン出力40kWを得た。さらに、出力40kWレベルで模擬負荷を用いて60秒の長パルス試験を行い、クライストロンのコレクター温度が約20秒で120Cの飽和温度になり、コレクター冷却性能から定常運転が可能と判断した。JT-60UでのECR-DC実験では、約30kW-45分の運転に成功した。
池田 佳隆; 牛草 健吉; 関 正美; 菅沼 和明; 豊島 昇
JAERI-Research 97-075, 15 Pages, 1997/10
グラファイトタイルから成る第1壁を有するJT-60Uにおいて、電子サイクロトロン共鳴放電洗浄(ECR-DC)を調べた。低域混成波帯熱装置の2GHz帯を用いてトロイダル磁場約0.6TにおいてECR-DCを実施し、最大入射電力125kWまでの準定常運転を行った。グラファイトタイルに対してECR-DCは、リサイクリング率を低下させるが、重水素ECR-DCは重水(m/e=20)脱離に有効であった。さらにグラファイトからのトリチウム除去に対して重水素ECR-DCが効果的であることを明らかにした。
松崎 誼; 小川 宏明; 三浦 幸俊; 大塚 英男; 鈴木 紀男; 山内 俊彦; 谷 孝志; 森 雅博
Journal of Nuclear Materials, 145-147, p.704 - 708, 1987/00
被引用回数:9 パーセンタイル:66.31(Materials Science, Multidisciplinary)JFT-2Mでは放電洗浄の最適な選択・組合せにより、low Zeffプラズマ生成を目指している。これ迄テーラ型放電洗浄(TDC)、グロー放電洗浄(GDC)、ECR放電洗浄(ECR-DC)の各方式を適用し、その効果を実験した。この実験では三方式の比較を行う。三方式の主な運転パラメータはTDCでI~20kA,GDCでI
~1.5A
2,ECR-DCではP
~2.3kWである。まずマス・アナ、オージェ電子分光器で各方式の洗浄効果を観察した。TDCは酸素を主に、GDCは炭素を主に、ECR-DCでは双方を比較的良く除去する事が判明した。更に容器へ0.03Torr・lの酸素を注入、壁を汚染する。そのトカマク放電、放電洗浄を繰り返してトカマクプラズマの変化を調べた。その結果TDC、ECR-DCではVe,Prad/ne,O?V/neの減少など洗浄効果が出たが、GDCではプラズマにその様な効果は表われなかった。
松崎 誼; 大塚 英男; 鈴木 紀男; 小川 宏明
EP-86-20, p.33 - 42, 1986/00
トカマク放電においては放電洗浄は必要不可欠なコンディショニングである。現在テーラ型放電洗浄(TDC)、グロー放電洗浄(GDC)、電子サイクロトロン共鳴プラズマによる放電洗浄(ECR-DC)が効果を上げている。これらの特性を知り、かつ効果的に高温プラズマを得るため、JFT-2Mにおいてこれらの装置を製作し実験した。その結果(1)TDCでは最適な運転は~1.510
Torrのガス圧であった。GDCではCH
等を良く生成するがH
Oはあまり生成しない。ECR-DCはTDCと良く似た特性を示す。(2)これら三方式を実際にトカマクプラズマを生成して比較した。その結果TDCやECR-DCの様に酸素不純物を除去する放電洗浄が、ワンターン電圧の低下、放射損失の減少、電子密度の増大といったパラメータを改善する。それに比べGDCは炭素不純物を減少させはするが、プラズマの改善にはあまり効果的でない。