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長谷 純宏; 藤岡 昭三*; 吉田 茂男*; Sun, G.; 梅田 正明*; 田中 淳
Journal of Experimental Botany, 56(414), p.1263 - 1268, 2005/04
被引用回数:36 パーセンタイル:65.42(Plant Sciences)花弁がフリル状になるシロイヌナズナの変異体について調査した。
変異体はステロールメチル基転移酵素2(
)に変異を有し、それによってステロールの成分が変化していた。
変異体の花弁では通常は起こらない核内倍加が起きていることがわかった。ロゼット葉においても倍数性が上昇したが、形態的には変化が見られなかった。これらの結果より、核内倍加の抑制が花弁の形態形成に重要であり、この抑制には正常なステロールの成分が必要であることが示唆された。
梅田 享英*; 石塚 雄也*; 磯谷 順一*; 森下 憲雄; 大島 武; 神谷 富裕
Materials Science Forum, 457-460, p.465 - 468, 2004/10
p型及びn型六方晶炭化ケイ素(4-SiC)中のシリコンアンチサイト欠陥を電子常磁性共鳴(EPR)及び電子・核二重共鳴(ENDOR)により調べた。シリコンアンチサイトは4
-SiCへ800
Cで電子線照射(3MeV, 4
10
/cm
)を行うことで導入した。これまで正に帯電したシリコンアンチサイトのみが報告されていたが、本研究では負に帯電したシリコンアンチサイトを発見した。
Si超微細相互作用よりシリコンアンチサイトの構造緩和を詳細に調べたので報告する。
熊田 高之; 榊原 正博*; 長坂 敏光*; 福田 紘也*; 熊谷 純*; 宮崎 哲郎*
Journal of Chemical Physics, 116(3), p.1109 - 1119, 2002/01
被引用回数:39 パーセンタイル:76.83(Chemistry, Physical)固体水素中における水素原子の拡散速度と再結合速度をESR、ENDOR、及びESEを用いて調べた。オルソ水素濃度1%以下における水素原子の再結合速度定数は、拡散速度から予想されるより2桁以上も小さいことがわかった。この結果は固体パラ水素中において水素原子同士が隣接しても再結合しないことを示す。高純度パラ水素中において、水素原子再結合に伴い発生するエネルギーの拡散経路が存在しないために、水素原子は再結合することなく散乱されたのではないかと考えられる。
長谷 純宏; 田中 淳; 馬場 智宏*; 渡辺 宏
Plant Journal, 24(1), p.21 - 32, 2000/10
被引用回数:44 パーセンタイル:71.99(Plant Sciences)シロイヌナズナの新規突然変異frl1(frl1 1)を単離し、その表現型を解析した。frl1は花弁とガクに特異的にそれらの周縁がギザギザになる表現型を示す。frl1の花弁先端部では、細胞数が野生種に比べて少なく、また、さまざまな程度に肥大した細胞が見られた。肥大した細胞では、巨大な核が観察され、野生型では起こらない核内倍加が起きていることが示唆された。また、frl1の花弁の発達は、花の発達ステージ10以降に異常になることがわかった。これらの結果から、FRL1遺伝子は、花弁の発達後期における細胞分裂の維持もしくは核内倍加サイクルへの移行の抑制に関与することが示唆された。また、花の器官のアイデンティティーを決定するホメオティック変異体との二重突然変異体解析から、FRL1遺伝子は花弁とガクのアイデンティティーに特異的に働くことが示された。
熊田 高之; 北川 尚紀*; 野田 知克*; 熊谷 純*; 荒殿 保幸; 宮崎 哲郎*
Chemical Physics Letters, 288(5-6), p.755 - 759, 1998/00
被引用回数:27 パーセンタイル:65.72(Chemistry, Physical)固体水素中におけるH原子の捕捉の研究は、固体水素の量子固体としての物性を研究する上のみならず、固相中における原子引き抜きトンネル反応:H+H
H+H
を理解する上でも大変興味深い。今回、我々は新たにENDOR(電子、核二重共鳴)法を用い、
線照射した4.2K固体水素中に生成したH原子の捕捉状態を調べた。ENDORスペクトルの解析結果から、H原子は固体水素中の置換型サイトのみに存在すること、また、その最近接のオルソ水素分子はパラ水素に変換されることが確かめられた。前者はH-H
間の分子間力がH
-H
間のものと同等であること、後者は近接のオルソ水素がH原子の不対電子により禁制がやぶられパラ水素に変換されたことを示したものである。ENDOR法を用いることでこのように固体水素中の微視的情報が直接的に得られた。