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山中 高光*; 服部 高典
Physics and Chemistry of Minerals, 53(3), p.21_1 - 21_11, 2026/09
被引用回数:0 パーセンタイル:0.00(Materials Science, Multidisciplinary)Fe-Ti-O鉱物(Fe
O
磁鉄鉱、Fe
TiO
ウルボスピネル、FeTiO
イルメナイト、Fe
TiO
疑似ブロカイト)の高圧多形体の体積弾性率および電子密度分布を、X線および中性子回折法を用いて調べた。すべての構造において、単位格子内の空孔サイトの体積は陽イオンサイトよりもはるかに大きい。Ti原子によって部分的に占拠された陽イオンサイトは、Fe原子のみの場合よりも
が小さく、Ti含有量の増加に伴い単位格子の圧縮率は増加する。空孔サイトの圧縮率は単位格子のそれに近いものの、陽イオンサイトのそれよりはるかに小さい。これらの鉱物の陽イオンサイトにおける強い電子相関を解明するため、高圧条件下での構造変化を調査した。本高圧実験により、電子スピンの高スピン-低スピン遷移、ヤーン・テラー効果、およびFe-O結合における
混成といった構造変化が解明された。分子軌道計算により、八面体陽イオンサイトにおける
混成が観測され、これが八面体陽イオンサイトの変形を引き起こし、高圧多形における構造変化の引き金となっている。