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池添 博; 鹿園 直基; 永目 諭一郎; 杉山 康治; 冨田 芳明; 井出野 一実; 岩本 昭; 大槻 勉*
Physical Review C, 42(1), p.342 - 353, 1990/07
被引用回数:34 パーセンタイル:85.72(Physics, Nuclear)F+
Au反応において、プリシッション
Heとポストシッション
Heの多重度を励起エネルギー43から90MeVの範囲で、核分裂片との同時計測により測定した。後方で測定された
Heは複合核と、核分裂片から蒸発している事が判明した。エネルギースペクトルの中心値は、球形の複合核から蒸発した場合にくらべ2MeV程低エネルギー側にシフトしていた。測定されたプリフィッション
He多重度を、核分裂の遅れた開始の効果を取り入れた統計モデル計算と比較した。その結果、この多重度は、もし2MeVだけ下げた
Heに対する蒸気障壁を使うならば、核分裂の遅れた開始を考慮しなくとも統計モデル計算で再現できた。このことは、中性子放出の場合とは異なって
Heの場合、崩壊巾に時間依存性があり、しかも核分裂と同じようなタイムスケールで変化する事を暗示している。
池添 康正; 佐藤 章一; 清水 三郎
Radiation Physics and Chemistry, 17, p.63 - 67, 1981/00
三種の気体反応系(CO-C
H
,C
H
-NH
,N
-C
H
系)で観測されたLET効果は、核分裂片飛跡中でのイオン種の再結合と電解移動反応に関連付けられた。Prescribed Diffusion Modelを用いて、飛跡中の反応を解析した。その結果、各反応系での飛跡の半径として、r
0.72,
0.12,≦0.15
g・cm
なる値をCO
-C
H
系,C
H
-NH
系,N
-C
H
系それぞれに対してえた。
古牧 睦英; 辻村 重男
Journal of Applied Physics, 47(4), p.1355 - 1358, 1976/04
被引用回数:13核分裂片で照射したポリエチレンナフタレートフィルムを水酸化ナトリウム溶液で処理し、トラックを中心として生成する微細孔の生長過程を、気体透過測定からしらべた。直径100~1000の範囲においてエッチング速度は、ポリエチレンテレフタレートに比べて、おおむね1桁小さく、また陽イオン系ならびに陰イオン系の界面活性剤を添加した実験の結果、界面活性剤の種類によってトラック方向のエッチング速度と孔の半径方向のエッチング速度に対する影響が著しく異なることがわかった。
古牧 睦英; 大津 仁; 出井 数彦; 辻村 重男
Journal of Applied Physics, 46(3), p.1155 - 1158, 1975/03
被引用回数:6ポリエチレンテレフタレートフィルムに核分裂片照射してのち化学的エツチングをほどこし現出せしめた微細孔を電子顕微鏡で観察した。透過型超高圧電顕によって、厚み6~9mのフィルムを直接観察した。孔密度と孔径とが計測され、前者は照射条件から、後者はフィルムを通過するガス拡散の測定値から算出された値と比較検討され、よい一致がみられた。
出井 数彦; 藤田 英一
Journal of the Physical Society of Japan, 16(9), p.1779 - 1779, 1961/00
被引用回数:15抄録なし
Tsai, P.-E.; 岩元 洋介; 萩原 雅之*; 佐藤 達彦; 佐藤 大樹; 伊藤 正俊*; 渡部 浩司*
no journal, ,
粒子・重イオン輸送計算コードPHITSに組み込まれた核反応モデルの精度を検証するため、核反応により放出される反跳原子核(PKA)スペクトルを正確に測定する手法に関する研究開発を進めている。この研究では、2つのタイミング検出器と1つの全エネルギー検出器を組み合わせた測定システムを開発した。ここで、核種の種類は飛行時間とエネルギーの関係などから同定し、その運動エネルギーは飛行時間より求める。この測定システムについては、PHITSによる計算シミュレーションで最適化を図った。開発したシステムは、原子力機構のタンデム加速器及び東北大学のCYRICでテストを実施した。発表では、検出器設計の詳細とテスト結果の概要について紹介する。