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文沢 元雄; 田中 学*; Zhao, H.*; 菱田 誠*; 椎名 保顕
日本原子力学会和文論文誌, 3(4), p.313 - 322, 2004/12
国際原子力総合技術センターで整備した高温ガス炉用の炉内核熱解析コードのサブモジュールを使用して、ヘリウム-空気対向流の流速分布と濃度分布を数値解析によって求め、以下の事項を実験結果と照合した。(1)準定常的な置換流が形成されるまでの時間,(2)流れのパターンと流路の傾斜角との関係,(3)上昇流と下降流の流速分布の発達過程,(4)上昇流及び下降流の流路幅及び流速分布と傾斜角
との関係,(5)濃度分布と流路の傾斜角との関係,(6)正味流入流量と流路の傾斜角との関係その結果、流速分布及び正味流入流量について実験値と解析値は、両者が良い一致を示すことも確認した。
山岸 秀志; 中村 龍也; 曽山 和彦; 正岡 聖; 相澤 一也
Review of Scientific Instruments, 75(7), p.2340 - 2345, 2004/07
被引用回数:9 パーセンタイル:45.11(Instruments & Instrumentation)ヘリウム-3(He)ガスを用いた高位置分解能二次元中性子検出器(2D-ND)の開発のため、二次粒子を識別する機能を有した新しい計測システム(InSPaD)の検討を行った。InSPaDは各信号チャンネルに特定の弁別レベルを単に設定することによって、
He(
,
)
反応で発生したプロトンとトリトンのトラックを識別することができる。そして、そのシステムは高い位置検出分解能,高計数率,低バックグラウンド及び安定性を実現する。InSPaDを用いた2D-NDのシミュレーションを行い、
Heに10%のC
H
を混合し、圧力0.3MPaで封入したガス条件で、0.46mmの位置分解能が得られることを示した。また、MSGCを用いた中性子計測実験により、二次粒子の飛程及び出力パルス波高分布を測定し、シミュレーション結果と測定結果がよく合っていることを確認した。以上の検討及び実験結果からInSPaDの実現の見通しが得られた。
吉田 真; 山本 敏生*; Wu, Y.*; 新谷 徹*; 瓜谷 章*; 森 千鶴夫*
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 330, p.158 - 164, 1993/00
被引用回数:9 パーセンタイル:66.57(Instruments & Instrumentation)放射性ガスの放射能を長軸比例計数管内拡散法により直接測定を行なう研究をした。この方法は、比例計数管に放射性ガスを封入して放射能絶対測定をする上で問題となる端効果を除く方法としてきわめて有効である。この測定の際必要な基礎データをArの計数管内挙動をモニタリングすることにより収集し評価した。その結果、十分な精度で放射能の決定が行なえることがわかった。また、端効果とともに重要な補正である壁効果についても実験及び計算により評価した。
長野 賢三*; 杉山 康治; 竹腰 英子
JAERI-M 84-145, 29 Pages, 1984/08
ENMA焦点面検出器を構成している電離箱および比例計算管におけるCFの特性を5MeV
粒子および高エネルギー重イオン粒子を用いて検討した。さらに、アバランシェ・カウンターにおけるCF
ガスの特性を得るために、小型アバランシェ・カウンターおよびこの変形型のものを製作し、5MeV
粒子を用いて、アバランシェ電子のパルス波電、ガス破壊重圧、時間分解離を測定した。どの型の平行平板アバランシェ・カウンターに対しても、300PSecの時間分解離を得た。他のカウンターガス特性との比較において、電離箱、比例計算管、アバランシェ・カウンターにおけるCF
ガスの特性のまとめを行った。
沢田 正康*; 杉山 康治; 竹腰 英子
JAERI-M 83-014, 29 Pages, 1983/02
大型ハイブリッドガスカウンター原研重イオンスペクトログラフ用に製作された。これは3個の位置感応ワイヤ比例計数管と、グリッドと分割陽極付電離箱により構成されている。スペクトログラフの収束面に沿っての有効長さ、有効奥行、有効高さはそれぞれ46cm、55cm、7cmである。入射イオンはカウンターの長さ上に45度に入射し、その奥行に対して平行に通過する。テストベンチとスペクトログラフに装着時のカウンター特性がAm-
線源を用いて測定された。得られた位置分解能は1mmであり、また46cmの有効長さの大半は良い直線性を示した。Eの分解能は大きな電極の静電容量から生じる380KeVの回路ノイズにより制限され、
Eの分解能は
Eの11cm奥行に対する80KeVノイズに加算されたエネルギー損失ストラグリングの値に依存している。本報告において測定上の詳細が記されている。
池添 博; 村上 哲也*; 冨田 芳明; 鹿園 直基
Nuclear Instruments and Methods, 196(1), p.215 - 218, 1982/00
タンデム加速器棟のターゲット室に設置された重イオンTOFスペクトロメーターの性能について報告する。飛行時間法(TOF)の精度をあげるために、位置検出可能なスタート検出器を開発した。その時間分解能は120psで、位置精度0.3mmであった。さらにその位置の非直線性は0.7%で十分満足できるものである。TOFスペクトロメーターの焦点での像を観測するために、2次元位置検出可能な位置検出器を製作し、その性能を調べた。その結果、位置の精度0.3mmで、位置のゆがみが十分小さく、像を観測出来た。この検出器を使って、スペクトロメーターの立体角の測定を行い、最大立体角9.5msrを得た。さらに、粒子検出器として、新しいタイプのガスカウンターであるブラッグカーブカウンターが開発され、その性能がテストされた。エネルギー測定精度1%、原子番号測定精度Z/Z=1/50であった。このスペクトロメーター質量分解能は
A/A=1/80である。
妻木 孝治*; 福沢 文雄*; 竹腰 英子
JAERI-M 8884, 19 Pages, 1980/06
30Mg/cmのポリプロピレン延伸薄膜からなる小型の平行平板アバランシエカウンター(PPAC)を作製し、
Amからの
線を使用して時間感応型検出器としての特性を検討した。その結果(1)PPACのガス破壊電圧とタウンゼントの第1電離係数、(2)ガス圧の関数としてのアバランシエ電子のパルス波高分布と時間分解能についての相関関係が得られた。さらに、ガスの電圧破壊によるPPACの損傷を最小にするためのリレー回路を作製し、その有効性を確認した。
大部 誠
JAERI-M 8327, 55 Pages, 1979/07
反跳陽子計数管法によりFCA集合体VI-2およびV-2炉心中心の中性子スペクトルを測定した。製作した小型円筒計数管は、磁器加工金属被膜被覆型のフィールド・チューブを設えている。充填ガスとして使用した水素とメタンは、電気的負性の不純物を除き計数管の分解能を上げるため純化した。ガンマ線誘起バックグランドは、ディジタル演算器と二次元波高分析器を用いた波高分別法により除去した。スペクトル測定のエネルギー範囲は2.5KeVから2MeVである。測定のエネルギー分解能は2MeVから5KeVにいたるまで10%(FWHM)かそれ以下であった。測定結果は、セル計算プログラムSP-2000および詳細群断面積ライブラリ-AGRIを用いた計算結果と比較している。比較の結果、測定と計算の中性子スペクトルの一致は、鉄と酸素の大きな共鳴付近を除いて、5KeVから2MeVの範囲で良好である。