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黒崎 譲*; 高柳 敏幸
Chemical Physics Letters, 293(1-2), p.59 - 64, 1998/00
被引用回数:19 パーセンタイル:52.57(Chemistry, Physical)Hクラスターの異性化反応の機構について、非経験的分子軌道法を用いて考察した。構造最適化はMP2/cc-pVTZレベルで行い、1点エネルギー計算はQCISD(T)/cc-pVTZレベルで行った。Hクラスターには、対称性がCs及びDdの2つの異性体があることが既に理論的に予測されていたが、今回、異性化反応の遷移状態(TS)が理論的に見い出された。極限的反応座標(IRC)計算によって、このTSが2つの異性体を結ぶ異性化反応経路上の鞍点に位置することが確認された。H(CS)クラスターから見た相対的エネルギー値は、TSが+0.4kcal/mol,H(Dd)クラスターが-4.0kcal/molであることがQCISD(T)レベルで予測された。