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新谷 吉郎*; 宮 直之
JAERI-M 9516, 23 Pages, 1981/06
INTOR等の自己点火あるいはそれに近い状態の達成を目的とするトカマク装置の空心変流器コイルの設計に有用な計算コード「OHCODE」を開発した。本コードではハイブリッド・コイルに対して特に有効である様に、単一電源から並列に給電することを前提とし、定められた領域で変流器コイルからの磁場の漏洩が最小となる様に、最小二乗法を用いて最適化する。本コードではコイル位置と結線方法(各並列分岐内で直列に接続するコイルを指定する)をデータ入力して、各コイル巻数を求める方法を採用している。並列給電方式では各コイル巻数は充分できるため、アンペアターンの整数比化による誤差も充分小さくできる。本コードを炉心工学試験装置やINTORのポロイダルコイルの設計に使用して、充分その機能を発揮することが確認された。
核融合研究開発センター
JAERI-M 8624, 65 Pages, 1980/01
INTORのプラズマ安定性制御についてのデータベースの評価を行った。その内容は理論的なべー夕値の上限の推定、DIVAに於けるディスラプションの実験結果、広いパラメータに渡るプラズマ成形の検討、位置不安定及びバルーニング・モードに対する導体壁の安定化効果、ディスラプションの抑制法等である。INTORに使用されるSUSブランケットが良好な導体壁効果を有し、プラズマの安定性に寄与することが示された。平衡とプラズマ形状を維持しながら、プラズマ小半径を拡大することが可能であることが検証された。以上の検討を基礎にして、トロイダルコイルの外側にのみコイルを配置するハイブリッドコイルの設計を行った。