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池田 裕二郎; D.L.Smith*; 宇野 喜智; 春日井 好己*; 今野 力; 前川 洋
Proc., Int. Conf. on Nuclear Data for Science and Technology,Vol. 2, 0, p.944 - 946, 1994/00
Cu(n,2n)
Cu及び
Cu(n,2n)
Cu反応は、比較的精度の良い評価データがあり、広く中性子ドシメトリーに用いられている。しかしながら
Cu(n,2n)
Cu反応の実験データは信じられているほど十分な量でなく、データ間のバラツキも大きい。そこでD-T中性子源FNSを用いた一連の14MeV中性子放射化断面積測定の一環として
Cu(n,2n)
Cu及び
Cu(n,2n)
Cu反応について、新たに測定を行なった。
Cu(n,2n)の測定では生成放射能
CuのQ
が3.9MeVと高いことから消滅
線の広がりを抑えるために8mmの鉛で照射銅試料を覆い測定した。その結果、
Cu(n-2n)
Cu反応に関しては、既にFNSで測定した値及びJENDL-3,IRDF-90などの評価値と良い一致を示したが、
Cu(n,2n)
Cu反応に関しては、14MeV以上のエネルギーで系統的に低い値となった。これまでのデータの見通しと共に、本実験データを考慮した再評価が望まれる。
池田 裕二郎; 今野 力; 小迫 和明*; 浅井 雅人*; 河出 清*; 前川 洋
Journal of Nuclear Science and Technology, 30(10), p.967 - 973, 1993/10
被引用回数:4 パーセンタイル:44.62(Nuclear Science & Technology)Nb(n,n)
Nb反応の14MeV領域での断面積を放射化法で測定した。この反応は閾エネルギーが低く半減期が13.6年と長いことから高速炉のみならず核融合炉ドシメトリーで有力な検出器として期待されている。しかしながら、1~9MeV領域で複数の実験データが報告されているが10MeV以上では14.3MeVにRyvesの報告が1点あるのみで断面積評価精度は十分とは言えない。本実験では、FNS回転ターゲットを用い厚さ12.5
mのニオブ箔をD-T中性子で照射し(~4
10
/cm
)、照射後
NbのK
X線の測定から反応率を求め断面積を導出した。中性子束は
Nb(n,2n)
Nb及び
Cu(n,
)
Co反応から求めた。本実験で得られた14.5及び14.9MeVでの断面積は、Ryvesの測定値、IRDF-90及びJENDLドシメトリーファイル評価値と比較して5~15%高い値を示した。本実験データを含めた14MeV領域での断面積の再評価が強く望まれる。
池田 裕二郎; 今野 力; 大山 幸夫; 小迫 和明*; 大石 晃嗣*; 前川 洋
Journal of Nuclear Science and Technology, 30(9), p.870 - 880, 1993/09
被引用回数:22 パーセンタイル:86.44(Nuclear Science & Technology)中性子核断面積測定の基準として重要な反応、Al(n,p)
Mg,
Al(n,
)
Na,
Fe(n,p)
Mn,
Zr(n,2n)
Zr及び
Nb(n,2n)
Nbの反応断面積をD-T中性子源FNSを用い13.3から14.9MeVのエネルギー範囲で絶対測定した。断面積は、各反応の放射化率と随伴
粒子計数法で求めた中性子発生率及び角度依存中性子スペクトル分布を考慮して決定したサンプル位置での中性子束から求めた。角度依存中性子スペクトルはモンテカルロコードMORSE-DDで計算し、その妥当性はTOF法で測定した実験値で検証した。