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日下部 俊男*; 塩田 健司*; 久保 博孝; 白井 稔三*
Journal of Plasma and Fusion Research SERIES, Vol.7, p.237 - 239, 2006/00
核融合プラズマ装置においてプラズマ対向面として炭素材料を用いた場合、周辺プラズマには炭素イオンや種々の炭化水素分子が不純物として発生する。これら不純物の挙動をモデル化するには、炭素イオンと炭化水素分子の電荷移行断面積が必要である。われわれは、C
と種々の炭化水素分子及びCO, CO
の1電子及び2電子の移行断面積を0.7-6keVのエネルギー領域で測定した。その結果、ここで測定したほとんどの場合に対して電荷移行断面積はエネルギー依存性が弱いことがわかった。また、炭化水素分子の1電子移行断面積は炭化水素分子の電離エネルギーに依存することがわかった。一方、2電子移行断面積にはそのような依存性は見られなかった。
長瀬 賢三*; 森田 昇*; 渡部 昭義*; 浅尾 豊信*
JAERI-Tech 2005-052, 99 Pages, 2005/09
アルカリ金属水酸化物をドープしたアルミノケイ酸電解質上での水分子の電気分解において、ファラデー則を超える過剰の水素が生成することを見いだした。本現象は将来の低コスト水素製造具術として期待される。そこで、本現象の技術的成立性を評価し、解決すべき技術的課題を抽出するために、反応速度,反応機構の究明及び熱力学的考察を行った。その結果、水素が低温で、かつ効率的に発生するためには、無機高分子担体上での水分子による膨潤状態の出現と印可電圧及びアルカリ金属酸化物MOHの存在が不可欠な要件であることが判明した。また、本反応機構における最も可能性のある反応機構を考察した。
reaction dynamics with Si(001) surfaces as observed by synchrotron radiation photoemission spectroscopy寺岡 有殿; 吉越 章隆
Atomic Collision Research in Japan, No.28, p.97 - 99, 2002/00
入射分子の並進運動エネルギーは表面反応の誘起にとって重要な因子である。われわれは超音速シード分子線技術と高エネルギー分解能光電子分光法をシリコンの初期酸化反応の解析に適用した。われわれは水吸着Si(001)表面では飽和吸着酸素量が酸素分子の並進運動エネルギーに依存して変化することを既に見出している。二つのポテンシャルエネルギー障壁が第一原理計算結果に対応して確認されている。清浄Si(001)表面で如何なる依存性を示すのかを確認する必要がある。そこで清浄Si(001)表面上での酸素分子の解離吸着の並進運動エネルギー依存性がSi-2pとO-1sに対する光電子分光を用いて調べられ、入射エネルギーがどのように極薄酸化膜の形成に影響を与えるかが明らかにされた。
analysis using high resolution synchrotron radiation photoemission spectroscopy for initial oxidation of H
O pre-adsorbed Si(001) surfaces induced by supersonic O
molecular beams at room temperature吉越 章隆; 寺岡 有殿
Atomic Collision Research in Japan, No.28, p.105 - 107, 2002/00
超音速O
ビームによって並進運動エネルギーを3.0eVにすると、水が解離吸着したSi(001)表面に、酸素の解離吸着が形成される。各酸化状態の時間発展を、高分解能放射光光電子分光法によるその場観察によって明らかにした。並進運動エネルギーが3.0eVの場合、第2層のバックボンドまで酸化がランダムに進むことが明らかとなった。酸化状態の時間変化から、酸化初期においてはSi
が存在しないことが明らかとなった。これは、最表面のダイマーが4つの酸素原子と結合しないことを意味する。つまり、並進運動エネルギーによってダイレクトに、Si(001)表面のサブサーフェイスのSi原子のバックボンドまで酸素分子の解離吸着が起きることを明らかにした。
原子分子データ研究委員会
JAERI-Conf 95-022, 124 Pages, 1995/12
原子分子衝突素過程に関する原子分子データ研究委員会の研究会が、1995年3月14-15日の2日間原研東海研究所で開催された。研究会の主題として、水素、ヘリウムのイオン・原子・分子が関与する衝突素過程を取り上げ、関連する最近の理論・実験研究、核融合サイドからのデータニーズ、及びデータの評価研究の現状に関する講演が行われた。本報告書は、20の講演内容をまとめたものである。主な内容は、化学反応、イオン-分子反応、電荷移動、励起、電離、解離に関するものである。
-O
-alkane(C
-C
) mixtures studied by time-resolved atmospheric pressure ionization mass spectrometry松岡 伸吾*; 池添 康正
J.Phys.Chem., 92(5), p.1126 - 1133, 1988/05
窒素-酸素-アルカン混合気体中で進行するイオン-分子反応を、大気圧イオン化時間分解型質量分析計を用いて調べた。反応条件は大気圧下、236-569Kである。O
イオンはアルカンと非解離型および解離型荷電移動反応をする。炭素数4以上のアルカンイオン(cnH



)は高温で熱分解する。その他、NOO
イオンNO
イオンのアルカン類との反応速度定数など、24種のイオン-分子反応の速度定数を測定した。
池添 康正; 松岡 伸吾*; 武部 雅汎*; A.Viggiano*
Gas Phase Ion-Molecule Reaction Rate Constants Through 1986, 224 Pages, 1987/00
放射線化学、レーザ化学、宇宙化学など広い分野での現象の初期過程であるイオン-分子反応の速度定数を収集整理した。1960年初頭から1986年秋までの1100文献から約9300の反応例の速度定数を収録した。

O
(CO)
)
(CO
)
in a CO
-CO-
O
mixture池添 康正; 小貫 薫; 清水 三郎; 佐藤 章一; 松岡 伸吾*; 中村 洋根*
J.Phys.Chem., 88(24), p.5945 - 5948, 1984/00
1気圧CO
-CO(0.97%)-
O
(0.11%)中で、(
O
(CO)
)
(CO
)
+(CO
)
の形をしたクラスターイオンが生成することを、時間分解型大気圧イオン化質量分析計(T RAPI)によって明らかにした。このイオンは
O
+(CO
)
+2CO
(
O
(CO)
)
(CO
)
、(CO
)+(CO
)
+
O
(
O
(CO)
)
(CO
)
などの遅い発熱反応によって生成している。さらにこのイオンは、COとO
に対して低い反応性(~10

cm
S
)を持っていること、プロパンに対しては高い反応性(~10
cm
S
)を持っていることを明らかにした。
池添 康正; 松岡 伸吾*; 佐藤 章一
質量分析, 32(5), p.449R - 453R, 1984/00
炭酸ガス中で進行するイオン反応を大気圧イオン化質量分析計を用いて調べた。調べた反応系は、1)純CO
系,2)CO
-CO-O
系,3)CO
-CO-
O
系である。1)極微量(0.01ppmの水,炭化水素)によってイオン反応は変化する,2)(O
(CO)
)
(CO
)
で表わされるクラスターイオンが、CO
-CO-O
系中で安定な主イオンとして存在する,3)このクラスターイオンが炭酸ガスの放射線分解において生成物収率決定に果す役割等について解明,考察を行った。
池添 康正; 清水 三郎; 佐藤 章一; 松岡 信吾*; 中村 洋根*; 田村 孝章*
Radiation Physics and Chemistry, 20(4), p.253 - 257, 1982/00
大気圧炭酸ガス中におけるクラスターイオン種、((CO
)
)
,(CO(CO
)n)
,((CO)
(CO
)
)
,(H
O(CO
)
)
,(H(H
O)(CO
)
)
,(H(H
O)
(CO
)
)
,(CO(H
O)(CO
)
)
等の生成と消滅を時間分解型大気圧イオン化質量分析計(TRAPI)を用いて観測した。極微量の不純物によってイオン反応は決定的な影響を受けることを見出した。これらの観測結果のCO
放射線分解に対する意味について論じた。
熊倉 稔; 伊藤 彰彦; 杉浦 俊男
質量分析, 22(1), p.61 - 70, 1974/01
エチレンオキシドのイオン-分子反応につき、飛行時間形質量分析計を改良し、イオントラップ法で研究した。改良したイオン源の構造につき説明し、メタンのイオン-分子反応につきこのイオン源によるイオン-トラップ法が十分イオン-分子反応の研究に使用しうることを確かめた。エチレンオキシドのイオン-分子反応で生成するプロトン化分子イオン(C
H
O
)およびC
H
O
の先駆体をRPD法で決定し、プロトン化分子イオンについてはC
H
O
およびCHO
であることを確認し反応速度定数をそれぞれ1.45
10

および2.05
10
cm
/molecule sec.と求めた。またC
H
O
イオンの先駆体はCH
イオンであることをたしかめその反応速度定数を2.10
10

cm
/molecule sec.と求めた。さらにC
D
を含む若干の炭化水素とエチレンオキシドニ成分子における電荷移動およびプロトン移動反応についても報告した。