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佃 諭志*; 関 修平*; 田川 精一*; 杉本 雅樹; 出崎 亮; 田中 茂; 大島 明博*
Journal of Physical Chemistry B, 108(11), p.3407 - 3409, 2004/03
被引用回数:51 パーセンタイル:71.13(Chemistry, Physical)高エネルギーイオンビームによるケイ素系高分子薄膜へのナノワイヤー合成について議論した。種々のイオン種及びエネルギーにより、イオントラックに与えるエネルギー付与密度を変化させると、ケイ素系高分子中に生成するナノワイヤーの直径が変化することが確認できた。また、分子量の異なるポリメチルフェニルシラン,ポリカルボシラン,ポリビニルシランに照射した場合、放射線に対する架橋のしやすさに対応して、ナノワイヤーの直径が大きくなることが明らかになった。これらの結果から、イオンビームのエネルギー及びターゲットとなるケイ素高分子の構造により、ナノワイヤーの直径が制御可能であることが明らかになった。
峰原 英介
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 244, p.13 - 19, 1986/00
被引用回数:1 パーセンタイル:41.01(Instruments & Instrumentation)現在の原研タンデム加速器の概要を説明し、現在得られている加速器の発生電圧性能,イオンビームの性能等について報告する。又、1982年以前の設置作業と検収作業及び1982年から約3年間の運転経験についても報告する。特に、現在まで開発が続けられている原研型長寿命カーボンストリッパーフォイル、負イオン源及び負イオン入射器の改良と拡張、制御系の拡張と加速器系の自動運転について議論する。