Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Plompen, A. J. M.*; Cabellos, O.*; De Saint Jean, C.*; Fleming, M.*; Algora, A.*; Angelone, M.*; Archier, P.*; Bauge, E.*; Bersillon, O.*; Blokhin, A.*; et al.
European Physical Journal A, 56(7), p.181_1 - 181_108, 2020/07
被引用回数:493 パーセンタイル:98.82(Physics, Nuclear)本論文では、核分裂と核融合のための統合評価済み核データファイルのバージョン3.3(JEFF-3.3)について説明する。中性子との反応が重要な核種のU,
U,
Pu,
Am,
Na,
Ni, Cr, Cu, Zr, Cd, Hf, Au, Pb, Biについて、新しい核データ評価結果を示す。JEFF-3.3には、核分裂収率, 即発核分裂スペクトル, 核分裂平均中性子発生数の新しいデータが含まれる。更に、放射崩壊, 熱中性子散乱, ガンマ線放出, 中性子による放射化, 遅発中性子, 照射損傷に関する新しいデータも含まれている。JEFF-3.3は、TENDLプロジェクトのファイルで補完しており、光子, 陽子, 重陽子, 三重陽子,
He核, アルファ粒子による反応ライブラリについては、TENDL-2017から採用した。また、不確かさの定量化に対する要求の高まりから、多くの共分散データが新しく追加された。JEFF-3.3を用いた解析の結果と臨界性, 遅発中性子割合, 遮蔽, 崩壊熱に対するベンチマーク実験の結果を比較することにより、JEFF-3.3は幅広い原子核技術の応用分野、特に原子力エネルギーの分野において優れた性能を持っていることが分かった。
権 セロム*; 今野 力; 太田 雅之*; 佐藤 聡*
no journal, ,
JAEA/FNSで行った銅ベンチマーク実験を核データライブラリENDF/B-VIII.0及びJEFF-3.3を用いて解析したところ、10MeV以上の中性子に感度を有するNb(n,2n)
Nb反応の反応率をENDF/B-VIII.0を用いた計算値は実験値を大幅に過小評価、JEFF-3.3を用いた計算値は実験値を大幅に過大評価した。今回、この原因を調べ、数MeV以上の(n,np)や(n,n')反応等のデータに起因することがわかった。
権 セロム*; 今野 力; 本田 祥梧*; 佐藤 聡*; 増田 開*
no journal, ,
核融合中性子源設計で使われる最新の核データライブラリ(FENDL-3.2b, JENDL-5, ENDF/B-VIII.0とJEFF-3.3)の鉄データの精度検証を、準単色40と65MeV中性子を用いたQST/TIARA鉄実験とDT中性子を用いたJAEA/FNS鉄実験で行った。FENDL-3.2bの鉄データで以下の問題が見つかり、その原因が、Feの弾性散乱外反応、非弾性散乱、(n,2n)反応、(n,np)反応データと
Feの非弾性散乱データにあることを特定した。1) 65MeV中性子を用いたTIARA実験で、FENDL-3.2bを用いた計算結果は10-60MeVの連続エネルギー領域の中性子束を40%過小評価、2) FNS実験で、FENDL-3.2bを用いた計算結果は体系内70cmの深さで10MeV以上の中性子束を20%過小評価し、体系内10cmの深さで10keV以下の中性子束を30%過大評価