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Zhao, L.-B.; 市原 晃; 白井 稔三
Physical Review A, 62(2), p.022706_1 - 022706_8, 2000/08
被引用回数:11 パーセンタイル:51.6(Optics)Davis and Seaton [J. Phys. B 2, 757 (1969)]の厳密な連続-束縛状態遷移理論の枠組み内で、散乱行列に現れる積分のコーシー主値を直接評価することにより、低い共鳴光再結合断面積を計算する方法を開発した。必要な双極子行列要素は、結合チャンネルR-行列法に基づくコードで計算した。この方法の利点は、輻射減衰効果を正確に取り入れることができるために強い共鳴-共鳴遷移を伴う系にも応用できることにある。この考えのもとにKLL,KLM,KLN共鳴エネルギー領域におけるCイオンの光再結合断面積を計算し、シンクロトロン-ストレッジリングによる高精度の測定値、摂動的取り扱いによる結合チャネル法による計算値と比較した。本論文で得られた輻射減衰効果を取り入れた断面積は、これらの測定値及び計算値と良く一致した。しかし、輻射減衰効果を無視した断面積は、パラメータ化した双極子行列要素に基づく結合チャネル法による値より3倍大きいことがわかった。これらのずれの原因についても考察した。