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柳澤 和章
Nuclear Technology, 73, p.361 - 377, 1986/00
被引用回数:2 パーセンタイル:31.96(Nuclear Science & Technology)現行BWR燃料棒を用い、初期起動時のペレット-被覆管力学的相互作用(PCMI)に及ぼす燃料製造因子の効果、及び高線出力密度(40kW/m)で照射したのち50kW/mまで出力上昇を実施したときの燃焼度がPCMIに及ぼす効果をHBWRの炉内燃料棒直径測定により研究した。被覆管肉厚の減少及び製造ギャップの減少は初期起動時のPCMIを加速する。SiO
添加ペレットは高線出力時の歪緩和によりPCMIを減少させる。粒径の小さいペレットのPCMIは照射による焼しまりによってPCMIが低下した。燃焼度23MWd/kgUまでのベース照射により大きなギャップの燃料棒にもPCMIが生じた。初期起動時に小ギャップ燃料棒にみられたペレット中央部の直径値の減少はベース照射後は殆どおこらなかった。初期起動時の実験では燃料棒に大きな永久変形が残ったが、ベース照射後は被覆管の照射硬化による弾性変形のため、永久変形は殆ど生じなかった。
柳澤 和章
JAERI-M 85-196, 52 Pages, 1985/12
ハルデン炉内に設置したBWR型軽水ループを用いて、燃焼度5.6MWd/kgUまで予備照射した8X8BWR燃料棒を出力急昇したところ、燃料棒の直径が局所的に大きくふくらむPCIとは異なるふるまいを生じ、破損した。この破損原因究明の結果、次の事が明らかになった。(1)燃料被覆の大きな膨らみは、被覆表面の0
-180
方向に流線形に生成した高温酸化物であった。(2)局所的な高温化で軟化した被覆材は、冷却対外圧:7MPaにより、ペレット境界面にあるチャンファー(両面取り)空間内へ押しつぶされた。(3)局所的に著しい酸化が生じた所には、計装機器のトランスフォーマーと燃料棒があった。両者の間の冷却材流路面積は僅かであった。この冷却材流量不足は、予備照射中に生じていた燃料棒の曲りにより更に著しくなった。これが、局所的な流路閉鎖とそれによる被覆管の高温化を発生させた原因であると考えられる。