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Verzilov, Y. M.; 落合 謙太郎; 西谷 健夫
Fusion Science and Technology, 48(1), p.650 - 653, 2005/07
被引用回数:7 パーセンタイル:44.75(Nuclear Science & Technology)ブランケット設計のための核特性実験においては、トリチウム生成率の精度を確認することが必要である。実験体系はブランケットの設計にしたがって、できるだけ忠実に模擬した多層体系が必要であり、その中のトリチウム生成率分布を測定する手法は、感度と位置分解能が大きく、かつ中性子場を乱さないことが重要である。トリチウム生成率の精度検証のためにはトリチウム生成率を直接測定することが必要である。ここでは炭酸リチウムの粉末を圧縮したぺレットをトリチウム増殖層の埋め込み、照射後、ペレットを酸で溶解し、中和後液体シンチレーション法で測定する。2Bq/gのトリチウム生成量で測定誤差5%が得られるが、FNSでは8時間以上の照射が必要となる。間接的測定法はパラメータサーベイ的な実験に便利である。もしリチウムと同じようなエネルギー応答関数を持つ放射化反応があれば、リチウムペレットの代用として使用できる。そこでLiのトリチウム生成反応に対しP(n,)P、Liのトリチウム生成反応に対しS(n,p)Pに着目し、ぺレットとしてNHPHO.とCHSOCHを採用した。これらを用いることにより、リチウムのぺレットの1/100の照射事件で十分な計数を得られることを明らかにした。
天野 光
Proc. of the 4th Int. Seminor of Liquid Scintillation Analysis, p.185 - 209, 1991/00
天然放射性核種であるRnとその直接の親核種であるRaは地球化学的研究に有用なトレーサーである。またRnとその娘核種は。近年保健物理的観点から精力的に研究が行われている。極低レベル水中Ra・Rnび空気中Rnの液体シンチレーション計測法(LSC法)について、水及び空気試料の採取から放射能測定にわたって、実際的な観点から簡便で精度の高い手法を検討した。水中Rnはトルエンシンチレータ抽出により、空気中Rnはトルエンシンチレータを対象空気でバブリングすることにより抽出した。放射能測定に関して、1.積分計数法、2.パメス遅延コインシデンス法、3.効率トレーサ法について検討した。その結果、簡便さでは1の方法が優れていたが、2の方法でLSCによる線の入力窓を工夫し長時間測定(~1500分)でバックグラウンド計数率0.01cpmで環境試料中Ra・Rnの極低レベル測定が可能であった。
山口 誠哉; 大山 幸夫; 中村 知夫; 前川 洋
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 254, p.413 - 418, 1987/00
被引用回数:20 パーセンタイル:86.91(Instruments & Instrumentation)中性子・ガンマ線混在場における、Li,Liガラス・シンチレータの応答の差を利用して、Liによるトリチウム生成率を測定する方法を開発した。本方法の特長は、(1)高感度である、従って重照射を必要としない。(2)オンラインで測定できる。(3)位置分解能が良い、ことである。両シンチレータの利得およびガンマ線検出効率の差を調整することにより、精度良くトリチウム生成率を測定することができた。本方法を、ブランケット・ベンチマーク実験に適用し、液体シンチレータ法の結果と比較した結果、誤差の範囲で一致した。
吾勝 永子
Radioisotopes, 30(12), p.647 - 648, 1981/00
Rbの半減期は多くの研究者により測定され、中には液体シンチレーション法の測定例もある。しかしルビジウム塩をシンチレータにとかすため、octoateを作るなどの方法をとっている。その後、水溶性測定試料を有機シンチレータにとかすためのカクテルが開発され、溶解が容易になった。一方、効率とレーサー法が絶対測定に有用であることが示された。そこで本報では、RbCl水溶液を用い、半減期測定をこころみた。その結果は(5.560.025)10年であった。