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古川 和男
原子力工業, 24(1), p.9 - 26, 1977/01
我々は、より「合理的」な発電炉を必要としている。その意味する所は、下記の諸側面であるが、それらに対しMSBRは最もよく適合しているといえるであろう。(1)安全面:工学的安全性、環境安全性のみでなく、社会的安全性すなわち核拡散防止性。(2)資源面:Th利用増殖炉。(3)技術的合理性:機械的な炉を化学的なものへ草新し連続再処理可能。(4)応用性、発展性:Actinoid消滅炉、トリチウム生産炉、核融合炉ブランケット、ハイブリット炉などへの発展性。(5)理論的合理性:典型的なイオン性液体からなるため、物理化学的予測がよく成立し、R&Dは今後とも極めて見通しよく進められる。これらの解説を行った上で、各国の状況および我が国の対応の仕方についての試案を提示したものである。
加藤 義夫; 小林 清志*; 荒木 信幸*; 古川 和男
J.Phys.,E, 10(9), p.921 - 927, 1977/00
前論文(J.Phys.E:Sci.Instrum.8(1975)461-4)では理想境界条件を仮定してステップ加熱法による液体の熱拡散率測定法の原理と測定例を示したが、本論文は実用的測定装置において問題となる装置誤差の諸問題を解析した。 その解析結果に基き最適測定条件を示し、また改良型測定装置を設計製作したが、本装置によりフッ化物系溶融塩に対しても約800
Cまでの測定が可能であることを実証した。 核融合炉ブランケット材、MSBR燃料溶媒として注目されているFlibe(Li
BeF
)に関する測定結果としては a=(7.5
0.9)
10
m
/n (470~700
C) が得られ、温度依存性は見られなかった。
加藤 義夫; 小林 清*; 荒木 信幸*; 古川 和男
J.Phys.,E, 8(6), p.461 - 464, 1975/06
高熱融体、特にフッ化物溶融塩の熱拡散率を測定するため開発した非定常法の一種であるStep加熱方式について述べる。本方式は被測定液体中に置かれた薄い金属平板をStep関数状に加熱し、それによる液体の温度上昇を平板下方の一点で測定し、2時点の温度比から理論的に熱拡散率を求めるものである。測定装置はフッ化物溶融塩に対する耐熱耐食性に考慮が払われ、また対流の発生を防止する工夫がなされている。1回の測定に要する時間は約10秒以下で、広い温度領域(~800
C)迄測定可能である。H
O、NaNO
(310~410
C)およびNaNO
(280~310
C)迄測定した結果標準データと良い一致を示した。