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木内 伸幸; 泉 幸男; 池沢 芳夫
保健物理, 26, p.31 - 38, 1991/00
マスクマンテスト法の実際の作業現場への適用に関する問題点として、マスク内エアロゾル濃度のサンプリング方法、測定濃度の補正について検討した。(1)サンプリング用器具として、片路開閉型のマイクロカプラーを採用し、全面マスクに取り付けた。(2)試験エアロゾル(NaClエアロゾル)のマスク面体内部の濃度分布を実測することにより、サンプリング位置を呼吸域であるノーズカップ内から決定した。定量評価の可能性は、もれ位置が、サンプリング位置と同じ側の場合、約85%以上、反対側の場合、約30%以上である。(3)エアロゾル使用に伴い、粒子成長による沈着が予想され、検出器による測定濃度には、補正を必要とする。本実験では、補正係数は、1.5であった。
村田 幹生
保健物理, 18, p.383 - 396, 1983/00
呼吸保護具の着用時において、実際にどれだけの防護効果が得られているのかを、簡単にかつ迅速に知ることは放射線管理上きわめて重要である。本論文は、呼吸保護具着用時における漏れの概念、防護係数の測定方法と問題点、及び種々の呼吸具の防護性能について、原研で得られたデータも含めて現状を解説したものである。