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大野 英雄; 古川 和男
First Inter.Symp.on Molten Salt Chem.Technol.,J-315, p.449 - 452, 1983/00
イオン性液体中でのイオンの分極・変形効果(可変形イオン模型-deformable ion modelと呼んでいる)は、アニオン・カチオン半径の和(r+r
)およびそれらの比(r
/r
)とならんでアルカリハロゲン化物液体の構造・物性を支配する重要因子の一つである。すでに、融点における体積変化ならびに動径分布函数の第1ピーク位置に関して、イオンの分極・変形効果の重要性を証明してきた。本稿では、イオン性液体の動的挙動を最もよく代表し、また測定精度が高い電気伝導度に関して、最近の新しいデータをもとに考察を試みた。
古川 和男; 大野 英雄
Trans.JIM, 19(19), p.553 - 561, 1978/00
アルカリとフルオロベリリウム酸塩またはアルカリ土類珪酸塩のようなAX-BX型イオン性液体において、次のような条件下で相応状態原理が成立することが証明された。〔A〕物質対(i)LiF-BeF
とMgO-SiO
,(ii)NaF-BeF
とCaO-SiO
,(iii)KF-BeF
とBaO-SiO
の間、〔B〕AXが30~70mole%の組成領域、〔C〕(i)に対し2.85、(ii)(iii)に対し2.80で還元した絶対温度軸において。この相応状態においては、(1)イオン充填密度、(2)粘性係数、(3)当量電導度が実験誤差内で同一値をもつことが確認できた。溶融フルオロベリリウム酸塩に対する実験的研究は、それが低融点でしかもNi合金などの容器が使えることから、溶融珪酸塩に対する実験よりもはるかに容易である。溶融フルオロベリリウム酸塩の学問的理解の向上は、溶融フルオロベリリウム酸塩のみでなく、溶融珪酸塩の関連する科学技術進歩に重要な貢献をなしうるであろう。
大野 英雄; 古川 和男
JAERI-M 5053, 57 Pages, 1972/11
LiBeF
とならんで、アルカリ硼フッ化物特にNaBF
あるいは、NaBF
-NaF(92-8mole%)共晶物は低融点化合物で、溶融塩増殖炉(MSBR)のニ次冷却材として考えられている有用な物質である。この報告書はアルカリ硼フッ化物、RBF
(R=Li,Na,K,Rb,Cs)およびRBF
-RF系の物性値および状態図をまとめたものである。含まれる内容の主なるものは、状態図、結晶構造、密度、BF
解離圧、モル体積、粘性係数、比熱、エンタルピー、電気伝導度、ラマンスペクトル、および溶解度である。