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中野 純佳*; 丸茂 和樹*; 風見 綸太郎*; 斉藤 拓巳*; 原賀 智子; 半田 友衣子*; 齋藤 伸吾*
Environmental Science & Technology, 55(22), p.15172 - 15180, 2021/11
被引用回数:5 パーセンタイル:24.24(Engineering, Environmental)環境中に存在する不定形有機高分子であるフミン酸(HA)は、環境中の有害重金属イオンや放射性金属イオンと強く錯形成し、超分子集合体を形成することによって、金属イオンの移行挙動に影響を与えている。そのため、土壌や河川の環境評価や放射性廃棄物処分の安全評価において、HAと金属イオンとの超分子化挙動を解明することが重要である。本研究では、環境中に広く存在する金属イオンとしてCu、3価のアクチノイドイオンのモデルとしてTb
を対象として、ポリアクリルアミドゲル電気泳動法(PAGE)を基盤とする独自に開発した分析法を用いて、深層地下水由来および泥炭由来のHAと強く錯形成したCu
およびTb
がHAのどの分子量帯に多く分布しているかを調査した。超分子化したHAをPAGEで分離後、HAと結合していた金属イオンを検出し、さらにUV-Vis測定および励起蛍光マトリクス-平行因子分析を組み合わせることにより、超分子が形成されたHAの分子量帯およびHAと金属イオンとの化学量論比を算出することに成功した。その結果、金属イオンやHAの由来によってそれぞれ異なる超分子化挙動を示すとともに、その原因がHA中の硫黄原子の存在量に関係していることを明らかにした。
山口 康市; 和田 武*; 丸山 真策; 武久 正昭
J.Polym.Sci.,Polym.Phys.Ed., 11(8), p.1573 - 1584, 1973/08
第3ブタノールの存在下でエチレンの放射線重合で得られるポリエチレン(タカセン)について、その分子量分布を計算により求めその結果をGPC法で得られた結果と比較した。それによると、いずれの重合条件の場合でも実測値は、計算値よりも分布巾は広く、かつ、ピーク位置は、低重合度側にづれている。これは、重合試料の中に非定常部分のものが含まれることによるものであるが、その他にポリマーへの連鎖移動反応が起こっているためと考えられる。この連鎖移動反応により生成ポリマーには長鎖分岐が依存しているはずである。これを明らかにするために溶液物性的な検討を加えた結果、放射線重合ポリエチレン(タカセン)には数個程度の長鎖分岐が存在していることが判明した。この長鎖分岐は、先に述べたポリマーへの連鎖移動反応によるものであることが推定された。
和田 武*; 町 末男
Journal of Polymer Science; Polymer Letters Edition, 11(2), p.115 - 120, 1973/02
n-ポリヘキサン存在下での酢酸ビニルの沈殿系重合を行い、ポリマーの分子量分布をGPCで測定した。重合条件によっては、エチレンの沈殿重合で得られたポリエチレンとよく似たbimodalな分子量分布をもつポリ酢酸ビニルが得られた。重合条件と分子量分布の関係から、bimodalな分子量分布は異なる二つの相(溶液と固相)での重合によるものと推定した。