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論文

Li$$_{2}$$BeF$$_{4}$$の核磁気緩和

松尾 徹*; 鈴木 秀次*; 大野 英雄; 古川 和男

日本化学会誌, 6, p.892 - 899, 1982/00

Li$$_{2}$$BeF$$_{4}$$の固相および液相において、$$^{7}$$Liと$$^{1}$$$$^{9}$$Fのパルス法による核スピン-格子緩和時間Tiの測定、また、磁場掃引法により共鳴吸収波形の測定を行なった。固相における$$^{7}$$Liについては、拡散の活性化エネルギーはE=12.8kcal/molとなり、$$^{1}$$$$^{9}$$Fについては〔BeF$$_{4}$$$$^{2}$$$$^{-}$$錯イオンの回転の活性化が起こり、E=28.4kcal/molが得られた。液相においては、$$^{1}$$$$^{9}$$FのTiの振舞いにはTi極少が表われる。これは〔BeF$$_{4}$$$$^{2}$$$$^{-}$$錯イオンからFが相互交換または熱活性化により離脱することが主な原因であろう。その離脱頻度はほぼ1/2=2$$times$$10$$^{1}$$$$^{5}$$exp(-27/RT)である。融点直下の固相および液相における$$^{1}$$$$^{9}$$Fの吸収線幅はほぼ同一である。これは液相において〔BeF$$_{4}$$$$^{2}$$$$^{-}$$錯イオンは分解せず、完全に3次元的な自由回転が起きていないことを示している。

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