Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
原田 正英; 酒井 基亘*; 黒澤 卓史*; 羽賀 勝洋
JPS Conference Proceedings (Internet), 33, p.011098_1 - 011098_5, 2021/03
J-PARCのMLFは、3GeV、1MWの陽子ビームを利用する大強度核破砕中性子源及びミュオン源を有している。ビーム損失を減らすために、陽子、中性子、ミュオンの各ビームライン機器は、精密にアライメントされている。しかしながら、設計当初、建屋建設、重量遮蔽体の設置、地震、基盤の圧密化、多くの機器の設置により、MLFの沈下が生じる可能性があった。そこで、設計期からMLFの定期的な水準測量を始めた。MLFの内外に数十箇所の水準測量点を設け、建設期には1回/月、建設後には1回/年、測量を行ってきた。MLFの建設期には、建屋の建設と多くの遮蔽体の設置により、大きく沈下したことが確認された。2011年3月11日の東日本大震災では、MLFに付属する建屋が大きく沈下したことが確認された。その後、現在では、局所的には、多少の沈下が生じているが、全体として、問題となる大きな沈下は確認されていない(年に1.0mm程度の変化)。