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論文

PHITSの医学物理学分野への応用,3; 医学物理計算用補助プログラム

古田 琢哉; 橋本 慎太郎; 佐藤 達彦

医学物理, 36(1), p.50 - 54, 2016/00

放射線輸送計算コードPHITSを医学物理計算に用いる一例として、放射線治療計画を目的としたシミュレーションがある。通常、治療計画シミュレーションでは、患者CTデータを読み込んでコンピュータ上の仮想空間に患者体系を構築し、外部から照射される治療ビームの輸送計算を実行することで患者体系内での線量分布を計算する。しかし、CTデータから患者位置やCT値の分布などの情報を取得して患者体系を構築すること、非常に複雑で医療用加速器メーカーが公開していない加速器部分をシミュレーションすることは容易ではない。そこで、患者CTデータを用いて患者体系をPHITS形式で構築するためのプログラムDICOM2PHITS、医療用加速器から放出される粒子プロファイルをまとめたIAEA phase-space fileをPHITSで使用可能とするプログラムPSFC4PHITSを開発した。本解説では、これら2つのプログラムについて解説するとともに、プログラムで構築した体系および変換した線源をPHITSコードに組み込み、放射線輸送計算により検証した結果を示す。

口頭

重粒子線治療症例の遡及的線量解析に向けたモンテカルロ計算用Phase Space Fileの構築

平井 悠大*; 古場 裕介*; 米内 俊祐*; Chang, W.*; 石川 諒尚; 眞正 浄光*

no journal, , 

重粒子線治療では、従来の光子線による放射線治療よりも二次がん発生リスクが低いことがわかっている。しかしながら、従来の治療計画装置では、治療部位周辺のみ線量評価を行うため、二次粒子の寄与が支配的となる遠位部での線量情報が得られなかった。二次がん発生と線量の関係をより正しく理解するためには、この遠位部を含めた患者全身の線量評価が必要となる。そこで、我々は先行研究において、モンテカルロ法を用いて患者全身の線量評価を可能とするRT-PHITS for CIRTを開発した。このRT-PHITS for CIRTと、これまでに実施されてきた重粒子線治療の膨大な治療計画データを用いた遡及的線量評価へ向けて、線源情報となるビームデータ(Phase Space File: PSF)を構築する必要がある。ここで、重粒子線治療では、リッジフィルタ(RGF)と呼ばれる装置よりも下流側の装置群の構成は、治療部位の位置や形状により患者ごとに大きく異なる。したがって、線源情報としてそれらより上流側、すなわちRGF通過直後のビームデータが必要となる。本研究では、RGFを模擬した体系における計算によりPSFを作成し、その妥当性を検証するために水ファントム内における線量分布を計算した。計算結果は、治療計画装置による計算結果および実験値と概ね一致した。これにより、作成したPSFは実際の治療時のビームを再現するものであり、遡及的線量評価に必要な線源データを構築できたことが示された。今後は、構築したPSFを用いて、重粒子線治療の二次がん発生リスクに関する遡及的線量評価を行う。

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