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佐々木 隆; 貴家 恒男; 片貝 秋雄; 今村 重祥*; 木原 仁博*; 柴部 禎巳; 岡田 実; 後藤田 正夫; 荒木 邦夫
JAERI-M 6999, 35 Pages, 1977/03
ポリエチレンの抗張力などの向上を目的とする開発研究の一環として、ブタジエンおよびこれにアクリロニトリルまたはスチレンを混合したモノマー系の放射線グラフト重合について、グラフト条件およびグラフト物の物性を予備的に検討した。線源としてはCo-60、電子加速器を使用し、照射法としては同時照射法、前照射法をそれぞれ採用した。ブタジエン単独のグラフト重合はいずれの方法でも速度が小さかった。2成分系のグラフト反応を前照射法で行なうことによって反応速度が上昇することがわかった。ブタジエン-スチレン共グラフト重合体は成形加工性にすぐれているとともに、抗張力、耐衝撃性が同時に向上する可能性が示された。
諏訪 武; 中島 隼人; 武久 正昭; 町 末男
Journal of Polymer Science; Polymer Letters Edition, 13(6), p.369 - 375, 1975/06
著者らはエチレンの放射線乳化重合について研究してきた。その一環として、乳化剤を全く用いないC
H
-H
O系で重合を試みたところ非常に安定なラテックスが得られた。重合反応は50
C以下になると気相でも起こるが、70
C以上ではほとんど液相で反応が進行する。またラテックスの形状は、50
C以下では扁平な球であるが70
C以上では球状粒子(約2000A)である。このラテックスはPH3以下になると不安定であるが、アルカリ性に対してはPH12以上になっても安定である。水の放射線分解で生成するイオン種はH
、OH
それにeaqである。HClで伝導度滴定したところ当量点が出現した。ポリマー粒子表面にOH
が吸着していると仮定して表面電荷密度を計算したところ1.50
10
coulomb/cm
で、これは妥当な値である。このように疎水性ポリマーが乳化剤の存在しない系で安定に存在できることは非常に興味深い。
依田 修; 土井 健治; 田村 直幸; 栗山 将
Journal of Applied Physics, 44(5), p.2211 - 2217, 1973/05
被引用回数:17ポリエチレン結晶の(110)面に垂直な方向の微結晶サイズの分布と格子歪を110デバイ-シエラ-線のプロフィルを解析することにより求めた。用いた試料はリニアポリエチレンの粉末、単結晶マット及び分岐度の異なる数種類のブランチポリエチレン粉末である。微結晶サイズの分布には試料に共通に100
、250
、350
および450
に極大を生じるが、分岐度の最も多い試料では350
と450
のピークは消失する。格子歪に関しては、ポリエチレン結晶のそれは単にパラクリスタル的ともストレインタイプともいえず、一般的には両者の重ね合せで説明できることがわかった。