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扇柳 仁; 目黒 義弘; 吉田 善行; 大橋 弘三郎*
Analytical Sciences (CD-ROM), 17(Suppl.), p.717 - 720, 2002/03
1.0M(H,Na)Cl及び0.01M 2-メチル-8-キノリノール(HMQ)を含む水溶液と超臨界二酸化炭素(SC-CO)間のPd(II)の分配比(
)を45
,8.5~23MPaの圧力範囲で測定した。モノクロロ酢酸pH緩衝剤を用いたSC-CO
抽出では、
は圧力によらず一定値を示した; log
=0.11
0.04(n=3,pH2.77),0.66
0.11(n=16,pH2.89),0.88
0.03(n=5,pH2.96)。一方pH緩衝剤を用いないSC-CO
抽出では、高圧になるほど水相へのCO
の溶解度が増大することからpHが酸性側にシフトし(SC-CO
のself-buffering効果)、その結果
は減少した。本研究で抽出剤として用いたHMQは、pH2~5の水溶液中でたやすくプロトン付加して水に可溶なH
MQ
となり、高い抽出効率を得るのに十分な高濃度の抽出剤を用いるSC-CO
抽出プロセスを可能にする。その結果、塩酸溶液中のPd(II)を高効率でSC-CO
抽出できることがわかった。