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舟木 泰智; 佐久間 一幸; 中西 貴宏; 吉村 和也; Katengeza, E. W.*
Science of the Total Environment, 743, p.140668_1 - 140668_9, 2020/11
被引用回数:23 パーセンタイル:68.90(Environmental Sciences)This study provides new insights regarding to the long-term temporal change and the mass balance of dissolved Cs in an artificial reservoir affected by the Fukushima Dai-ichi Nuclear Power Plant accident. Time-series water samples were collected from 2014 to 2019 for
Cs concentration measurements in and around Ogaki Dam Reservoir in which the catchment has a high
Cs inventory. We revealed that the arithmetic mean of dissolved
Cs concentration was significantly higher in the output water than in the main input water, and the effective ecological half-live of dissolved
Cs of the output water was longer than that in the main input water. Remarkably, it is considered that the output dissolved
Cs was significantly larger than the total input dissolved
Cs. Reservoir sediments containing high
Cs activity may become even more important in the future as sources of bioavailable dissolved
Cs.
國分 陽子; 三ツ口 丈裕*; 渡邊 隆広; 山田 努*; 浅海 竜司*; 井龍 康文*
Radiocarbon, 61(5), p.1593 - 1601, 2019/10
被引用回数:1 パーセンタイル:4.96(Geochemistry & Geophysics)日本原子力研究開発機構・東濃地科学センターに設置された自動グラファイト化装置AGE3及びペレトロン年代測定装置(JAEA-AMS-TONO)を用いて造礁サンゴ試料のC測定を実施した。本研究では、まず、沖縄本島南岸で採取した2つの完新世中期化石サンゴについて、AGE3で調製したグラファイトと従来法(リン酸分解)で調製したグラファイトの
C測定値を比較した。その結果、AGE3で調製したグラファイトの方がわずかに
C濃度が高くなる傾向が見られた。この傾向は、AGE3を用いることによって古い試料(例えば10,000 BP)の
C年代が過小評価される可能性を示唆するが、現代/近代試料への影響は無視できる。そこで、小笠原諸島・父島で採取した現生サンゴに刻まれている1900年代
1950年代の年輪から2
3年毎に試料を削り出し、これらの年輪試料にAGE3を適用して
C濃度を測定し、この海域におけるリザーバー年代補正の評価を行った。
操上 広志; 舟木 泰智; Malins, A.; 北村 哲浩; 大西 康夫*
Journal of Environmental Radioactivity, 164, p.73 - 83, 2016/11
被引用回数:14 パーセンタイル:38.31(Environmental Sciences)福島の一般的なダム湖における土砂・放射性セシウム輸送を理解するために3次元有限体積コードFLESCOTによる解析を実施した。本モデルは乱流流れ、複数粒径土砂の輸送、溶存および土砂付着セシウムの輸送を考慮する。福島環境におけるモデルの適用性確認のために台風時の大柿ダム湖での試験解析を実施した。その後、一般的なダム湖に対し、流量強度、ダム湖体積、収着分配係数を変化させた解析を実施し、それらの特性が放射性セシウムのダム湖からの流出に与える影響を調査した。大きい降雨イベント時にはシルトが放射性セシウム輸送に大きく寄与する一方、小さいイベント時には粘土付着成分や溶存成分が支配的となることが示された。これらの結果は任意の降雨イベント時に対し、放射性セシウム流出量を評価するのに有益と考える。
舟木 泰智; 中西 貴宏; 吉村 和也; 佐久間 一幸
no journal, ,
福島第一原子力発電所事故後の粒子状Cs濃度および溶存
Cs濃度の長期的な経時変化を評価するために、浪江町大柿ダム及び大熊町と双葉町のため池の湖水を2014年から2023年にかけて採取し、放射能分析を実施した。その結果、2019年以降、粒子状および溶存
Cs濃度がほとんど減少していないことがわかった。また、ため池の浮遊粒子には1リットルあたり0
5個の難溶解性Cs含有ケイ酸塩ガラス粒子(最大3.6Bq)が含まれていた。2016年から2021年に収集されたフィルター上の総
Cs濃度に対するガラス粒子の放射能の割合は最大で6割程度だった。生態系への影響を考慮すると、将来的には土壌や有機物などの浮遊物質の動態とは別に、環境中のガラス粒子の挙動を評価することが重要である。