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横田 祥*; 中後 大輔*; 橋本 洋志*; 川端 邦明
Proceedings of 25th IEEE International Symposium on Robot and Human Interactive Communication, p.910 - 911, 2016/08
本論文の目的は、パーソナルモビリティのサドルタイプインタフェースの入力あそびに関する特性の実験的検証と制御スキームへの実装である。プロトタイプにより実験した結果について述べた。
大井 元貴; 明午 伸一郎; 圷 敦*; 川崎 智之; 西川 雅章*; 福田 真平
Proceedings of 12th International Topical Meeting on Nuclear Applications of Accelerators (AccApp '15), p.89 - 96, 2016/00
J-PARCでは、3GeV, 1MWの陽子ビームを3GeV陽子ビーム輸送施設(3NBT)を経由して核破砕中性子源施設に輸送する。J-PARCのような大出力の加速器施設では、僅かなビームロスであっても、重大な故障に発展する可能性があるため、小さな異常の段階で迅速に検知するためのシステムが必要であり、EPICSとCSS(Control System Studio)を用いた監視制御システムを開発した。これにより、モニタデータを複合的に評価する環境を構築した。また、ビーム調整を効率よく行うためにSADコードを用いた制御システムを開発し、数ショットのビームで容易にビーム診断および調整を可能にし、ビーム電流密度の平坦化を目的として導入された8極電磁石に起因する非線形ビーム光学への対応も行った。これらのビーム輸送系の制御改良により、ビーム調整の手順が簡略化し数クリックで軌道調整が可能になり、また、習熟度の低いオペレータでも容易に軌道調整が可能になった。
後藤 純孝*; 新井 貴; 柳生 純一; 正木 圭; 児玉 幸三; 宮 直之
Journal of Nuclear Materials, 329-333(1), p.840 - 844, 2004/08
被引用回数:15 パーセンタイル:68.81(Materials Science, Multidisciplinary)JT-60の下部X点ダイバータで使用された黒鉛タイル上の再堆積層を、透過型電顕(TEM)及び制限視野電子回折(SAD)により解析した。タイル使用時期は1988年6-10月で、各300回と1500回の下部X点ダイバータ配位及びリミター配位による軽水素放電が行われた。SEMによる再堆積層の断面観察により、トロイダル方向の厚さ分布を測定した。内側再堆積層2か所から採取した表面層約6mのポロイダル及びトロイダル断面TEM像を観察し、各層構造と約40回のショット履歴を対応させ解析した。再堆積層中の柱状構造は、低加熱入力(
11MW)のダイバータ配位放電で「足」位置から離れた領域に、また層状構造はリミター放電または高加熱入力のダイバータ配位放電に対応して形成される。また炭素-Moあるいは炭素-Ni, Fe, Cr, Tiの共堆積層はディスラプションに対応する。柱状堆積物及びその結晶子のトロイダル配向角分布から、柱状構造の成因は、低温成膜による吸着原子の低移動度と、炭素不純物イオンの斜入射によるセルフシャドウ効果で説明した。
Bak, P. E.; 芳野 隆治; 朝倉 伸幸; 仲野 友英
Physical Review Letters, 83(7), p.1339 - 1342, 1999/00
被引用回数:25 パーセンタイル:76.02(Physics, Multidisciplinary)JT-60Uの準定常な高性能プラズマにおいて観測されるELM振動の間隔に、不安定周期軌道(Unstable Periodic Orbit)が存在することを初めて同定した。同定の手法としては、同定点変換法(Fixed Point Transform)とUPOの特徴としての再現性のある鞍型特性(Recurrent Saddle Properties)を検証する手法の2つを用いている。ELM振動間隔にUPOが見いだされたことは、その特性をカオス理論で取り扱えること、並びに小さな揺動でその間隔を安定化する(一定にする)OGY法を適用できることを示唆している。
鈴木 哲; 荒木 政則; 佐藤 和義; 中村 和幸; 秋場 真人
Fusion Energy 1996, 3, p.565 - 570, 1997/00
ITERダイバータ板用に開発されたサドル型ダイバータ板模擬試験体の電子ビーム加熱実験について報告する。本試験体は、サドル型構造として初めて並列流路を採用したもので、より実機ダイバータ板に近い構造を有している。実験ではITERダイバータ板の熱負荷条件(定常時:5MW/m、非定常時:15MW/m
、10秒)を模擬した熱負荷をくり返し与え、熱サイクルに対する試験体の除熱性能の変化を観察した。その結果、定常時を模擬した熱負荷条件において、本試験体はITERダイバータ板の寿命(1,000サイクル)を上回る10,000サイクルの加熱に耐えることを確認した。さらに、非定常時を模擬した条件においても、1,000サイクルの加熱に対し、本試験体は除熱性能の劣化もなく、健全性を維持することができた。
V.M.Maslov*; 菊池 康之
JAERI-Research 96-030, 68 Pages, 1996/06
アクチニド核の10keV~20MeVの中性子核反応の計算に統計模型を用いた。主要アクチニドの利用可能な実験値は、マイナーアクチニド核種の矛盾ない評価の理論的ツールの開発に活用した。(n,nf)反応閾値以下での評価手法はHauser-Feshbach理論、準位密度の現象論的模型、ガンマ線放出の巨大共鳴模型、結合チャネル光学模型に基づいた。平衡状態及び核分裂の鞍部点における準位密度に対して、対効果、集団運動効果、殻効果を考慮した。準位密度の集団運動効果を入れることは、内側鞍部点の変形の非対称性に基づく核分裂障壁パラメータの値に大きな影響を与える。(n,nf)反応閾値以上の核分裂断面積を矛盾なくフィットするには殻効果を減じなければならないことが判明した。捕獲断面積は(n,n')、(n,
f)反応を考慮して計算された。
鈴木 哲; 秋場 真人; 荒木 政則; 佐藤 和義; 横山 堅二; 大楽 正幸
Journal of Nuclear Materials, 212-215(1), p.1365 - 1369, 1994/09
次期核融合装置用ダイバータ板開発の一環として、サドル型ダイバータ模擬試験体を開発し、加熱実験を行った。本報告は定常熱負荷20MW/mにおける熱サイクル実験及び有限要素解析によるダイバータ模擬試験体の寿命評価に関するものである。熱サイクル実験では、電子ビームによる定常熱負荷を1000サイクルにわたって与えたが、試験体には除熱性能の劣化は観察されず、実験後のSEM観察においても繰返し熱負荷による損傷は認められなかった。この実験を模擬した弾塑性熱応力解析を実施した結果、本試験体は20MW/m
の熱負荷に対し、60000回以上の疲労寿命を有すると判断され、ITERのCDAにおけるダイバータ板の設計熱負荷・設計寿命に対して十分な性能を持つことが確認された。
池添 博; 永目 諭一郎; 西中 一郎*; 杉山 康治; 冨田 芳明; 井出野 一実; 濱田 真悟; 鹿園 直基; 岩本 昭; 大槻 勉*
Physical Review C, 49(2), p.968 - 976, 1994/02
被引用回数:23 パーセンタイル:78.97(Physics, Nuclear)F+
Tb反応における核分裂過程から放出される核分裂前後の陽子と
粒子の数を測定した結果、複合核
Wが核分裂の過程でサドル変形する時間スケールは約0.5
10
秒であり、サドルから分離点に至るまでに要する時間は約1
10
秒である事がわかった。これは、核物質の粘性が高い事を意味しているが、さらにサドル点から分離点の距離の短い原子核である
Wと、この距離の長い
Cmのような原子核をくらべてもサドルから分離点に至る時間に顕著な差は見られなかった。
池添 博; 鹿園 直基; 永目 諭一郎; 杉山 康治; 冨田 芳明; 井出野 一実; 西中 一郎*; B.J.Qi*; H.J.Kim*; 岩本 昭; et al.
Physical Review C, 46(5), p.1922 - 1933, 1992/11
被引用回数:43 パーセンタイル:89.27(Physics, Nuclear)Pre-scissionとPost-scission陽子・粒子多重度を
O+
Au,
F+
Ta,
Au,
Pbそれに
Si+
Au,
Pb反応の核分裂過程に対して測定した。
粒子と核分裂片間の角度相関実験の結果は、pre-scission
粒子は主に球形複合核から放出されている事を示している。又Pre-scission陽子と
粒子の多重度は、統計モデル計算結果と矛盾せず、核分裂過程の時間スケールに関して、pre-scission中性子多重度データ結果からの推論と合わせると、分裂過程でサドル-シッション間に予想以上、時間がかかっているという結論になった。
高津 英幸; 清水 正亜; 太田 充; 今井 兼久*; 小野 令*; 南 真和*
Nucl.Eng.Des., 71, p.161 - 172, 1982/00
被引用回数:5 パーセンタイル:53.48(Nuclear Science & Technology)JT-60の真空容器の動的応答解析を3種類の電磁力に対して行った。最も着目されるベローズの動的応答は、厚曲リングによる強制変位による成分、慣性力による成分及びベローズ自身に作用する電磁力による成分の3つに分けて求めた。固有値解析の結果、典型的な鞍型電磁力に対応する固有モードは約46.3Hzの固有振動数を有していることがわかった。また、動的解析の結果、プラズマ1msec消滅時には動的応答が顕著であるのに対し、プラズマ50msec消滅時や立ち上げ時は、応答は準静的である事がわかった。また、真空容器の挙動は、主に鞍型電磁力によって支配されており、反鞍型電磁力が与える影響は小さい事が明らかになった。
高津 英幸; 清水 正亜; 太田 充; 今井 兼久*; 小野 令*; 南 真和*
JAERI-M 9242, 47 Pages, 1980/12
鞍形電磁力に対するJT-60真空容器の動的解析を行った。解析において、特に着目するベローズの応答に関しては、隣接する厚肉リングからの強制変位による準静的応答、隣接する厚肉リングからの強制加振による動的反応及びベローズ自身に作用する鞍形電磁力による動的応答の3成分に分けて求めた。解析の結果、鞍形電磁力に典型的に対応する厚肉リングの固有振動数は46.3Hzであり、プラズマ1msec消滅時には厚肉リングは最大3.1mmの変位を生じ、真空容器の動的挙動が顕著であることがわかった。一方、プラズマ50msec消滅時や立ち上げ時においては、真空容器の挙動は比較的準静的であることが明らかとなった。
石黒 幸雄; 桂木 学
JAERI-M 6616, 33 Pages, 1976/07
レーザ加熱による削摩作用で起る爆縮過程が相似解析によって研究される。特に、超高圧縮を伴なう爆縮過程を再現する相似解の存在の可能性が注目される。まず、相似解析の詳細が爆縮過程に対して示され、定量的な結論が得られる。相似解析の立場から、多段衝撃波による圧縮についても議論される。さらに、一様な等エントロピー圧縮による気体運動は一つの相似運動であることが示される。
中原 康明
原子力工業, 21(4), p.70 - 74, 1975/04
原子炉理論と題する基礎講座シリーズの中の一部として、中性子熱化問題の解説を行っている。まず、無限一様媒質中の熱化問題で、熱化の基本的概念を明確にし、ついで軽い自由ガス及び重い自由ガス模型を用いて、熱中性子スペクトルの基本構成についての理解を深めた上で、具体的な減連材中での熱化を議論する。中性子の熱化において最も重要な物理量である熱中性子散乱核については、軽水及び黒鉛に対して現在最も一般的に用いられているネルキン模型及びパークス模型について述べ、更に軽水及び黒鉛中の中性子スペクトルについて自由ガス模型とこれらの模型による計算値と実測値の比較を行う。次に有限体系中での熱化、軽水炉及び黒鉛減連炉を例にとっての非均質系及び均質系中の熱中性子に関連した問題について論じ、最後に時間依存熱化問題を簡単にまとめている。