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中野 正文
JAERI-M 6504, 12 Pages, 1976/03
単一制御棒実験の組合せから任意の複数制御棒の反応度価値を実験的に求める方法を提案する。本方法では各制御棒の反応度価値への寄与を単一制御棒反応度価値をもとにその値に対して他の制御棒挿入による干渉の効果を補正して求める。補正係数は個々の制御棒挿入による補正係数の積で表わせ、それぞれは単一制御棒挿入体系と基準体系におけるサンプル反応度価値の比の平方根から得られる。原型炉級の高速炉体系をモデルに種々に制御棒パターンについて本方法の妥当性を検討した。取扱ったのは最高4までの制御棒反応度価値で干渉効果は約+10~20%であった。数値実験の結果、本方法による反応度価値の推定値の誤差は最大1.4%程度であり、単一制御棒実験に基づく本方法は複数本制御棒反応度価値の「実験値」を求めるのに有効な方法であることが分かった。