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論文

Biofilm-mediated interactions between plastics and radiocesium in coastal environments

Battulga, B.; 中西 貴宏; 安藤 麻里子; 乙坂 重嘉*; 小嵐 淳

Environmental Science and Pollution Research, 31, p.60080 - 60092, 2024/10

プラスチックの破片が水生環境および陸上環境で遍在的に分布していることが報告されている。しかし、プラスチックと放射性核種との相互作用や、環境プラスチックの放射能についてはほとんど知られていない。今回われわれは、環境中のプラスチックと放射性セシウム($$^{137}$$Cs)の間の相互作用媒体としてのプラスチック関連バイオフィルムの役割を調査するためにプラスチック破片の表面で発達するバイオフィルムの特徴を調べる。バイオフィルムサンプルは日本の二つの対照的な沿岸地域から収集されたプラスチック(1-50mm)から抽出された。プラスチックの放射能は、バイオフィルムの$$^{137}$$Cs放射能濃度に基づいて推定され、周囲の環境サンプル(つまり、堆積物や砂)と季節ごとに比較された。$$^{137}$$Csの痕跡は、バイオフィルムの放射能濃度21-1300Bq kg$$^{-1}$$(乾燥重量)のバイオフィルムで検出され、これは0.04-4.5Bq kg$$^{-1}$$プラスチック(乾燥重量)に相当する。われわれの結果は$$^{137}$$Csとプラスチックとの相互作用を明らかにしバイオフィルム中の有機成分と鉱物成分が環境プラスチック中の$$^{137}$$Csの保持に不可欠であるという証拠を提供する。

論文

Numerical reproduction of the seasonal variation in dissolved uranium in Lake Biwa

齋藤 龍郎; 山澤 弘実*; 望月 陽人

Journal of Environmental Radioactivity, 255, p.107035_1 - 107035_14, 2022/12

 被引用回数:0 パーセンタイル:0.00(Environmental Sciences)

琵琶湖の溶存ウラン(DU)の季節変動を、以下のモデル・パラメータ研究により再現した。導入したモデルは、水-DUの物質収支と、湖岸土壌におけるUO$$_{2}$$$$^{2+}$$とH$$^{+}$$のイオン交換である。最適化されたパラメータは4つであり、湖岸の陽イオン交換容量(CEC)、DUとAU(土壌吸着U)の和である全ウランTU、Uの急速な土壌吸着と脱着時の一次反応速度係数(kadsとkdes)であった。DUを構成する化学平衡を表し、各化学種の寄与を分析した結果、DUの季節変動はpHの季節変動に起因していることが示された。イオン交換平衡に、1日のAU比がkads以上に増加したとき、あるいはkdes以下に減少したときのみ1次速度反応に移行する補正を加えることにより、DU測定の再現性が向上し、DUピークがpHピークから遅れることが再現された。

論文

Seasonal characteristics of chemical compositions of the atmospheric aerosols collected in urban seaside area at Tokaimura, eastern central Japan

Fu, F.; 渡部 和男; 矢吹 貞代*; 赤木 右*

Journal of Geophysical Research, 109(20), p.D20212_1 - D20212_9, 2004/10

東海村海岸地区で2002年7月$$sim$$2003年7月にかけてアンダーセン型エアサンプラーを用いてエアロゾル試料を粒径別に採取した。エアロゾルを水溶性及び水不溶性成分に分け、それぞれの化学成分を分析し、エアロゾル粒径別の質量,元素組成等の諸データを取得した。その結果、東海村のエアロゾルは、中国の砂嵐の影響を受けていること,海塩粒子が南極のそれより大きく塩素含有率が低いこと等が明らかになった。

論文

Atmospheric deposition of $$^{7}$$Be, $$^{40}$$K, $$^{137}$$Cs and $$^{210}$$Pb during 1993-2001 at Tokai-mura, Japan

上野 隆; 長尾 誠也; 山澤 弘実

Journal of Radioanalytical and Nuclear Chemistry, 255(2), p.335 - 339, 2003/02

 被引用回数:21 パーセンタイル:76.99(Chemistry, Analytical)

放射性核種の地表面への移行を評価するため、1993年から2001年まで東海村の原研構内において水盤により降下物の採取を行った。月ごとの降下物試料を蒸発法により前処理して残査試料を得た。それらの試料中の天然及びフォールアウト核種を井戸型Ge検出器により測定した。測定結果の解析により、早春に降下物量が多くなることを明らかにした。$$^{40}$$K及び$$^{137}$$Csの降下量は降下物の重量と良い相関を示すが、$$^{7}$$Be及び$$^{210}$$Pbの降下量はより低い相関であった。この違いは2つのグループの核種の起源の違いに依っている。また、降下物中の各核種の濃度における特徴は、発生から輸送及び沈着までに関係する粒子の大きさと輸送及び沈着過程における異なるメカニズムと起源の違いによるものと考えられる。

論文

原子力施設から大気中へ放出されたヨウ化メチルの光分解割合の評価

野口 宏; 松井 浩

保健物理, 20(2), p.109 - 119, 1985/00

原子力施設から放出される放射性ヨウ化メチルの大気中における太陽光による光分解割合を計算によって推定した。さらに、反応容器に非放射性ヨウ化メチルガスと空気を入れ、太陽光を照射する実験を行なった。実験で得られたヨウ化メチル分解割合と計算値とを比較した。大気汚染の少ない晴天日における1時間当たりの分解割合の計算値は、7月1日正午の場合約3.6%となった。晴天日の1日当たりの光分解割合の季節変化を計算した結果、7月に最大値(約24%)が、また12月に最小値(約7%)が現れることが推定された。実験値と計算値を比較した結果、計算値は実験値に対し係数2以内で一致し、本計算法が妥当であることがわかった。

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