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野口 正安*; 小峰 隆志*; 上沖 寛; 松本 幹雄*
Radioisotopes, 50(7), p.301 - 307, 2001/07
標準面線源を用いてGe半導体検出器からの距離を変数とする面線源に対するピーク効率を求め、それを積分することによって任意の厚さと媒体の容積線源に対するピーク効率を計算する方法を検討した。従来の標準容積線源を用いる方法に比べて、この方法の長所は次のとおりである。正確な位置(高さ)決めと高い均一性のためピーク効率の精度が高い。一個の標準面線源を用いて、任意の媒体の容積試料に適用できる。また、線源の保管と廃棄が容易であり、かつ、経費があまりかからない。なお、容積線源におけるサム効果の補正に関する問題点が明らかになった。
田中 進; 今村 峯雄*
原子核研究, 41(3), p.13 - 20, 1996/06
直径59.4mm、長さ56.8mmの同軸型高純度Ge検出器(ORTEC社製GEM-30185型)のガンマ線スペクトル検出特性を実験的に求めた。実測した結果は、1)点状標準線源、ディスク状線源(29mm)及び平板状線源(33
33mm
)のピーク検出効率、2)ピーク・トータル比、3)薄い試料の自己吸収補正用の減衰係数補正値である。
畑田 元義*
日本接着学会誌, 30(10), p.467 - 469, 1994/00
単分子膜、累積膜(LB膜)から、化学吸着膜への発展の過程において、主として電子線を利用した化学吸着膜の研究の現状及び将来展望について解説した。化学吸着膜において、基板表面と強力な共有結合や難溶性のイオン結合を作っている膜物質に電子線照射して誘起される放射線化学反応を利用することにより、微細構造など、特徴のある化学吸着膜を作ることができる。電子線による化学吸着膜の作成方法、得られた膜の表面物性、電導度、接着性について解説した。
五藤 博
Nuclear Instruments and Methods, 107(1), P. 199, 1973/01
円板状線源におけるガンマ線の自己吸収係数の計算法について、2つの方法-モンテカルロ法および非統計的方法-が提案されている。