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田代 信介; 阿部 仁; 森田 泰治
JAERI-Conf 2005-007, p.348 - 350, 2005/08
六ヶ所再処理施設におけるホット試験の開始,MOX加工施設の建設計画に伴い、核燃料施設の安全性評価の重要性は増大している。核燃料施設における想定事故の1つである火災事故時においては、燃焼源から放出された多量の熱や煤煙が施設内の放射性物質閉じ込め設備(グローブボックス,換気系,換気系フィルタ等)に損傷を与える可能性がある。そのため、燃焼源から放出された熱量や煤煙量を評価するための基礎的なデータとモデルの整備が必要となる。原研では、上記の基礎的なデータやモデルを整備するための研究を計画している。本報では使用予定の実験装置,測定項目,評価項目の概略を示した。
渡邊 浩二; 田代 信介; 阿部 仁; 高田 準一; 森田 泰治
JAERI-Tech 2004-029, 48 Pages, 2004/03
再処理施設等の核燃料施設の一部の建屋換気系には、換気系フィルタの一種として前置フィルタが用いられている。火災事故時には、この前置フィルタが大量の煤煙によって目詰まりし、差圧が上昇して破損することが考えられる。したがって、放射性物質の閉じ込め機能を維持する観点から、前置フィルタの差圧の時間変化を精度よく予測することは重要である。本研究では、粒径2m以上の煤煙粒子に対する前置フィルタのDFにも粒径範囲0.7-2
mの煤煙粒子に対する実測DFから作成した粒径-前置フィルタのDFに関する実験式が適用できると仮定した。この仮定を用いたCELVA-1Dによる解析結果は、試験結果とよく一致した。
橋本 和一郎; 西尾 軍治; 早田 邦久
Nuclear Technology, 101, p.218 - 226, 1993/02
被引用回数:8 パーセンタイル:63.21(Nuclear Science & Technology)わが国の再処理施設では、抽出工程における溶媒火災が想定事故の一つとなっている。抽出工程には高濃度の核分裂生成物(FP)と多量の核燃料物質が存在するため、想定溶媒火災事故時において換気系がこれら多量の放射性物質の閉じ込め機能を有することを実証する必要がある。このため、高性能粒子エアーフィルタ(HEPAフィルタ)を含む火災事故時フィルタ実証試験装置(FFF)を用いた大規模試験が実施された。実証試験の結果、換気系のHEPAフィルタは、想定溶媒火災事故に対してその健全性を維持し、火災により発生した放射性物質を含むと考えられる煤煙粒子に対し十分に高い除染係数をもつことが実証された。
橋本 和一郎; 西尾 軍治
Aerosols: Science,Industry,Health and Environment,Vol. 2, p.1159 - 1162, 1990/00
原研は、科技庁からの受託研究として火災事故時フィルタ実証試験装置(FFF)を用いて大規模な実証試験を実施した。その目的は、再処理施設抽出工程における仮想的な溶媒火災時におけるセル換気系及びHEPAフィルタの放射性物質閉じ込め機能の有効性を評価することである。試験では、抽出工程に含まれる放射性物質を模擬したCs、Ce、Sr、及びRuの安定同位体を含む溶媒が用いられた。実証試験の結果、セル換気系に設置されているHEPAフィルタの放射性物質を伴う煤煙粒子に対する総括除染係数は、広範な火災条件で5.610
が維持されることを確認した。本実証試験データに基づいて、セル内に放出し煤煙と共に移行する放射性物質の移行挙動を溶媒相と水相間の各核種の分配係数、各核種が溶媒表面から溶媒蒸気と共に気相中に移行する際の同伴係数、及び溶媒の燃焼速度を用いて表現した。