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大野 英雄; 小西 哲之; 長崎 正雅; 倉沢 利昌; 勝田 博司; 渡辺 斉; 松尾 徹*
Journal of Nuclear Materials, 132, p.222 - 230, 1985/00
被引用回数:18 パーセンタイル:86.74(Materials Science, Multidisciplinary)核融合用ブランケット材料の候補材料であるLiZrO
焼結体の電気伝導度測定を行い、リチウムイオンの拡散機構の解明につとめた。水分濃度の極めて低い不活性ガス中においてLi
ZrO
は安定であり、3つの拡散領域が存在し活性化エネルギーはそれぞれ103.2,52.1および37.4kJ/molであった。これらの活性化エネルギーは、核磁気共鳴法による格子-スピン緩和時間(T
)の測定から求めた活性化エネルギーと良い一致を示した。水分濃度の高い高温状態においてLi
ZrO
は分解し、Li
ZrO
化合物となることが判明した。
大野 英雄; 長崎 正雅; 倉沢 利昌; 勝田 博司; 渡辺 斉
Journal of Nuclear Materials, 133-134, p.181 - 185, 1985/00
被引用回数:61 パーセンタイル:97.99(Materials Science, Multidisciplinary)核融合炉用ブランケット材料の有力な候補材料であるLiOを中心とするリチウム化合物(Li
SiO
,LiAlO
,Li
ZrO
など)は、良いリチウムイオン導電体でもある。上記4つの候補材料について核磁気共鳴ならびにイオン伝導度の実験及び解析から、これら物質中でのトリチウム挙動は、リチウムイオンの拡散と密接な関係がある事が明らかとなった。とくに、Li
O中におけるリチウムイオンの拡散は雰囲気中の水分および試料中のMg
,F
不純物濃度により大きく左右され、拡散係数は高純度Li
O中の値に比べ10~1000倍大きな値を示した。中性子照射により得られたトリチウム拡散係数の値が、全温度領域においてLi
イオンの拡散係数の値と定量的に一致することから、Li
O中におけるトリチウムは1価陽イオンとして存在し、OT
イオンを作りながら酸素格子中を移動しているものと考えられる。
大野 英雄; 小西 哲之
J.Am.Ceram.Soc., 67(6), p.418 - 419, 1984/00
被引用回数:32 パーセンタイル:84.88(Materials Science, Ceramics)最近リチウムを含む酸化物あるいは窒化物系化合物は、リチウムイオン導電性の良い電解質材料として注目を集めており、常温作動の可能な固体リチウム電池あるいは、リチウム同位体分離、回収などへの応用を考えた研究が始められている。本論文では、耐水性の比較的良いLiSiO
および
-LiAlO
について交流二端子法を用い、そのイオン伝導度を1000
Cまで測定した。いづれにおいても、固有欠陥領域と不純物欠陥領域が観測され、不純物欠陥領域でのリチウムイオンの拡散に伴う活性化エネルギーは、核磁気共鳴法による格子-スピン緩和時間(T
)の測定から求めた活性化エネルギーと良い一致を示した。