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久保 真治; 中島 隼人; 笠原 清司; 東 俊一*; 真崎 智郎*; 阿部 博佳*; 小貫 薫
Nuclear Engineering and Design, 233(1-3), p.347 - 354, 2004/10
被引用回数:188 パーセンタイル:99.52(Nuclear Science & Technology)日本原子力研究所では、高温ガス炉の熱を利用するための熱化学水素製造法ISプロセスの研究開発を行っている。研究開発の内容は、装置材料の腐食評価,熱効率の向上,実用システムの検討,閉サイクル連続水素製造の方法である。ガラス製試験装置を用いた閉サイクル連続水素製造の方法の検討では、まず、ブンゼン反応によって生じる溶液組成について調べ、試験はこれに基づいた。32リットル毎時の水素を20時間にわたって製造することに成功し、これにより運転方法の安定性はほぼ実証できた。
笠原 清司; Hwang, G.*; 中島 隼人; Choi, H.*; 小貫 薫; 野村 幹弘
Journal of Chemical Engineering of Japan, 36(7), p.887 - 899, 2003/07
被引用回数:69 パーセンタイル:88.17(Engineering, Chemical)熱化学的水素製造プロセスであるISプロセスについて熱効率に対する操作条件の影響を評価した。HI濃縮に電気透析(EED)セル,HIの分解反応にメンブレンリアクターを適用した。4つの操作条件(HI分解反応器の転化率,HI蒸留塔の還流比,HI蒸留塔の圧力,及びEEDセル直後のHI濃度)の感度解析を行った。EEDセル直後HI濃度が熱効率に最も大きい影響があり、熱効率が13.3%変動した。他の操作条件の熱効率への影響は2%以下であった。プロセスの非理想性(EEDセルの電気エネルギーロス,熱交換器のロス,及び排熱からの電力回収におけるロス)の影響が評価された。EEDセルのロスによる熱効率の損失は11.4%だった。熱交換器のロスによって熱効率は5.7%減少した。電力回収のロスは6.3%効率を低下させた。装置が改良された後には、最大の熱効率を得るためにEEDセル直後HI濃度のような操作条件を最適化すべきである。EEDセル,熱交換器及び排熱回収を理想的に行った条件の下では、操作条件を最適化したプロセスの熱効率は56.8%であった。