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松尾 秀人; 本多 敏雄
Journal of Nuclear Materials, 45(1), p.79 - 81, 1972/01
被引用回数:2300~400Cで照射した黒鉛の熱伝導率Kと電気比抵抗
の間には、K
が照射量に対して直線的に減少する関係があるが、その照射黒鉛を熱焼鈍し、照射によって生成した欠陥の熱回復過程における両者の関係がどのように変化するかを、東海炉で照射された黒鉛について調べた。それらの結果から1100~1200
C以上では、両者には未照射黒鉛と同じ変化の傾向が得られ、それ以下の温度では明確な関係は見い出せない。またその境界の温度ではK
はピークを示し、そのピークは高照射になればなる程高温側にずれる。これらのことから、照射黒鉛ではある特別な欠陥が存在している場合にのみ、K
の間には未照射黒鉛と同じ関係があることがわかった。そして850
C~1100
Cにおける欠陥の回復の挙動と、それ以上の温度とでは異なると考えられる。