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小嶋 拓治; 須永 博美; 滝沢 春喜; 橘 宏行
IAEA-TECDOC-1070, p.197 - 202, 1999/03
TIARA AVFサイクロトロンからの5~20MeV/amuイオンビームを対象とした吸収線量測定を目的として、ファラデーカップ、全吸収型熱量計及びフィルム線量計といった測定システムの開発を行った。リアルタイムのビームモニタに用いるファラデーカップによる粒子フルエンス測定における不確かさを、粒子エネルギー公称値をもとに算出した評価値と実測値
を比較することにより評価し、数10pA/cm
(電荷測定値にして数nc/cm
)レベルの低フルエンスであっても、平均の
/
は1.02であることを明らかにした。このフルエンス測定に基づき、アラニンフィルム及びラジオクロミック(FWT-60)測量計のイオンビームに対する線量応答特性を調べた。低LET放射線の場合に比べ、これらの線量計の相対線量応答は線量計素子中の変化を考慮して求めた平均質量衝突阻止能が約100MeV/g/cm
以上から減少する傾向を示した。
小嶋 拓治; 須永 博美; 滝沢 春喜; 橘 宏行; 田中 隆一
Radiation Physics and Chemistry, 53(2), p.115 - 121, 1998/00
被引用回数:1 パーセンタイル:14.70(Chemistry, Physical)TIARA AVFサイクロトロンから得られる数10MeV/amuイオンのビーム電流測定用ファラデーカップを製作し、Co-
線や1~10MeV電子線の高線量域で技術が確立されているフィルム線量計の特性を調べるためのビームモニタとしての応用を進めている。フルエンスが均一な拡大照射野においてエネルギーフルエンス測定用全吸収型熱量計をファラデーカップと同時に用いることにより、5~20MeV/amuのイオンビームのフルエンス測定における不確かさを評価した。フルエンス評価値をサイクロトロン加速器のパラメータから導かれる粒子エネルギー公称値に基づいて求め、実測値と比較した。この結果、粒子当たりのエネルギーが5~20MeV/amuの範囲のイオンビームのほとんどについて、総電荷量が5nc/cm
以上の測定においては、実測値/評価値の比の平均は1.024、精密度は68%信頼度で
2%以内であることが明らかとなった。
田中 隆一; 須永 博美; 小嶋 拓治
High Dose Dosimetry for Radiation Processing, p.189 - 201, 1991/00
これまで電子線線量測定の校正には、特定のカロリメータが使われてきたが、吸収線量や電子エネルギーの測定範囲に限界があった。一方、我々がすでに開発した電子流密度測定器は、単独で直接線量校正を行うことが困難であった。しかし、今回設計開発した全吸収型カロリメータと組合わせて使うことにより、広い範囲の電子エネルギー及び線量の校正が可能であることがわかった。このカロリメータ、電子流密度測定器及び積層したフィルム線量計を同時に照射することにより、前2者から電子エネルギー校正が、後2者から線量及び線量計校正が簡便に達成される。本報告では、このような校正法、システム、電子流密度測定器及び全吸収型カロリメータの概要について述べる。