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高橋 知之; 森澤 眞輔*; 井上 頼輝*
Int. Conf. on Deep Geological Disposal of Radioactive Waste,Conf. Proc., 0, p.4.107 - 4.116, 1996/00
重みつき線形回帰モデルをフォールアオウトSr及び
Csの米中濃度の推定に適用した。本モデルの独立変数は放射性核種沈着フラックス及び水田土壌中放射性核種濃度、従属変数は玄米あるいは白米中放射性核種濃度であり、定数項は含まない。本研究により、線形モデルが米中
Sr及び
Cs濃度の評価に有効であることを確認し、移行パラメータであるNSA値及び土壌-植物移行係数値を各核種について算出した。また、これらのパラメータ値を用いて玄米中放射性核種の白米部位への分配率を移行経路毎に推定し、移行経路及び核種により分配率が大きく異なることを明らかにした。
稲垣 嘉之; 小磯 浩司*; 井岡 郁夫; 宮本 喜晟
Proc. of ASMEJSME 4th Int. Conf. on Nuclear Engineering 1996 (ICONE-4), 1(PART B), p.633 - 637, 1996/00
高温工学試験研究炉(HTTR)の中間熱交換器(IHX)の実寸大部分モデルを用いた空気流動伝熱実験を行い、ヘリカルコイル型熱交換器の伝熱管外の熱伝達特性、圧力損失特性等を評価した。試験体は、3層54本のヘリカルコイル伝熱管群、センターパイプ等から構成される。本熱交換器の各層の伝熱管群の間には、伝熱促進のために熱放射板が設置されている。空気温度300Cの条件までで、この熱放射板により伝熱管外の熱伝達率が5~13%促進されることを確認した。また、強制対流による伝熱管外の熱伝達率はRe
、圧力損失係数はRe
の関数で表されることを明らかにした。
幾島 毅
JAERI-Data/Code 95-001, 62 Pages, 1995/03
モンテカルロ法による3次元形態係数計算プログラムMCVIEW2は、MCVIEWの改良版として作成された。主要な改良は次の通りである。(1)計算機の種類に関係なく使用できるようにするため、乱数の計算方法をアセンブラー言語からフォートラン言語に変更した。(2)入力データのチェックを容易にするため、入力データ方式を、フリーフォマットから固定フォマットに変更した。本報告書は、モンテカルロ法による形態係数の計算方法を簡単に説明するとともに、他の計算方法である面積積分法、線積分法、クロスストリング法と比較検討した。さらに、MCVIEW2の使用にために、入力データ、出力データについても説明している。
外川 織彦
JAERI-M 91-214, 39 Pages, 1992/01
国際共同研究BIOMOVSで提案されたテストシナリオに参加することによって、淡水の生態系における水銀の移行・蓄積を推定する評価モデルの性能を検証した。水銀の河川への長期的な放出に伴う淡水魚中の水銀濃度を予測するために2種類のモデルを開発した。一つは平衡状態の系に適用される濃縮係数を使用した方法であり、他方は水中濃度の変化と魚における代謝を考慮したダイナミックモデルである。3つの異ったシナリオによるモデルの検証結果は環境における水銀が平衡状態に達しているかどうかに依存した。平衡状態のシナリオに関しては、第1のモデルは満足な予測をした。平衡状態に達していないシナリオに関しては、第1のモデルによる予測は十分でなかったが第2のモデルはより正確な予測をした。ここで使用された2つのモデルについて適用限界が示唆された。
高瀬 和之; 日野 竜太郎; 宮本 喜晟
日本原子力学会誌, 32(11), p.1107 - 1110, 1990/11
被引用回数:9 パーセンタイル:20.57(Nuclear Science & Technology)HENDELに設置されている燃料体スタック実証試験部の1チャンネル試験装置(T)を用いて、HTTR用標準燃料棒の伝熱流動試験を行なった。T
では完成当初から模擬燃料棒による伝熱流動試験を行っており、その成果はHTTRの炉心設計に反映された。一方、T
による試験が行われている間にHTTRでは数回の設計見直しが行われ、原子炉熱出力、炉心寸法等の諸条件の変更に伴って、燃料棒の外径が46mmから34mmに、燃料チャンネルの内径が53mmから41mmに変更された。そこで、現設計仕様である標準燃料棒の形状寸法を模擬した燃料棒を使って燃料チャンネルの熱流動特性を調べ、その結果とHTTRの炉心設計式を裏付けるために用いられた従来のT
試験から得られた実験式とを比較検討し、従来式が標準燃料棒の熱伝達率及び摩擦係数の各整理式として十分適用できることを確認した。
幾島 毅; 鈴木 邦彦; 吉田 一*
日本原子力学会誌, 30(6), p.548 - 556, 1988/06
被引用回数:0 パーセンタイル:100(Nuclear Science & Technology)輻射熱伝達の計算のためには形態係数を得る必要がある。形態係数を求めるには多くの方法があり、これらは面積積分法、線積分法、MitalasとStephenson法、Hottelsのクロスストリング法がある。影のある形態係数を求めるには、一般に面積積分法とモンテカルロ法が使用できる。本論文は、この面積積分法とモンテカルロ法について、計算精度と計算時間について比較したものである。モンテカルロ法は計算時間を多く必要とすると考えられているが、少量の放出粒子によっても良好な形態係数が得られるとともに計算時間も少ないことがわかった。さらに、モンテカルロ法では、全体系の形態係数を一度の計算で求めることができる。
丸山 創; 高瀬 和之; 日野 竜太郎; 井沢 直樹; 菱田 誠; 下村 寛昭
Nucl.Eng.Des., 102, p.1 - 9, 1987/00
被引用回数:9 パーセンタイル:32.09多目的高温ガス実験炉炉心燃料体を模擬した燃料体スタック実証試験装置(T)により、燃料チャンネル1本分に関する伝熱流動試験を行った。試験の結果、燃料棒の摩擦係数と熱伝達率は内面加熱時の平滑環状流路の値と比較して、それぞれ約20%、約15~60%高い値を示した。この原因として燃料棒表面に取り付けられたスペーサリブによる伝熱促進効果、あるいは両面加熱による熱伝達率の向上が考えられる。また低レイノルズ数域において、熱放射が有効な伝熱機構であることが確認された。
幾島 毅
JAERI-M 86-177, 44 Pages, 1986/12
モンテカルロ法による3次元形態係数計算プラグラムMCVIEWを開発した。MCVIEWは、TRUMP、HEATING-5,-6,等の熱計算プログラムを用いて輻射計算を行なう際に必要となる形態係数を求めるものである。本報告では、モンテカルロ法による形態係数の計算方法及び他の計算方法との比較並びに計算プログラムの使用方法について記述している。
西沢 市王; 坂本 勉*; 勝山 和夫; 進士 義正; 三戸 規生; 松元 章
JAERI-M 9910, 37 Pages, 1982/01
3m/hrの処理能力をもつ蒸気圧縮型蒸発処理装置を1978年3月に設置した。設置後、コ各種の試験を実施し装置の特性、最適運転条件を調べた。続いて実廃液の処理を実施し、さらにメンテナンスについても経験を積んできた。これらの経験から、(1)定格処理量は、設計条件である3m
/hrが満足できた。また処理量を50%まで安全に制御して運転できた。さらに除染係数は10
以上が得られた。(2)運転維持費に関係する蒸発比は、単効用蒸発処理装置と比較して14倍になった。したがって加熱源は1/14ですむ。(3)伝熱面に付着したスケールは、化学除染法でほぼ完全に除去できた。(4)主要機器の性能低下は、実廃液を約3,000m
処理した時点においても見られない。 このことから、放射性廃液の処理に、蒸気圧縮式蒸発処理法も有力な処理手段であることが実証された。