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大和田 謙
Spectrochimica Acta, Part A, 44(8), p.809 - 817, 1988/00
量子力学的ブィリアル定理を原子間距離について微分し、これより2原子分子のポテンシャルエネルギーに関する線型3階微分方程式を導いた。
大和田 謙
Journal of Chemical Physics, 84(3), p.1670 - 1676, 1986/00
被引用回数:2 パーセンタイル:12.83(Chemistry, Physical)有効核電荷モデルにおける分子内ポテンシャル関数を利用して、Parr と Gadre によって提案された分子に関する2つのエネルギー同次性(核電荷に関する全分子エネルギーの同次性と核電荷に関する全電子エネルギーの同次性)の仮定の妥当性を検討した。上記2つの仮定にもとづいて、2原子分子の調和および非調和の力の定数を導いた結果、前者の全分子エネルギー同次性の仮定が有効なものと分かった。さらに、全分子エネルギー同次性の条件から導かれる非線型1次および2次の微分方程式を解き、その解を利用して2つの仮定の相互関係を明らかにした。最後に、全分子エネルギー同次性の条件を Hartree-Fock法に組入れた場合の効果について詳細に議論した。
大和田 謙
Journal of Chemical Physics, 82(2), p.860 - 867, 1985/00
被引用回数:2 パーセンタイル:14.91(Chemistry, Physical)有効核電荷(ENC)モデルで用いられる振動ポテンシャル関数を基礎として、多原子分子のエネルギー成分、即ち、電子運動エネルギーおよび静電ポテンシャル(電子-核引力,電子-電子反発)エネルギーに対する近似式を導いた。これらを試験的に等核および異核2原子分子に応用して、各式の有用性を確かめた。また、分子の電子波動方程式を解いて得られる固有値の和(ハートリー・フォックの軌道エネルギーの和)についての近似式を導き、上と同様の考察を行った。最後に、全分子および電子エネルギーの核電荷に関するエネルギー同次性の問題を取りあげ、これを調和近似の力の定数をもとにして詳細に議論した。
大和田 謙
Journal of Chemical Physics, 77(1), p.424 - 429, 1982/00
被引用回数:6 パーセンタイル:30.04(Chemistry, Physical)多原子分子の全分子エネルギーを推定するために、有効核電荷(ENC)モデルの中で仮定される振動ポテンシャル関数を詳細に検討した。特に、全分子エネルギーの決定において重要な役割を果たすポテンシャル関数中のWo項(原子変位に依存しない項)を「March-Pars scaling function」を用いて解析し、その解析形を導いた。これを2原子及び多原子分子へ応用し、数値計算によってその妥当性を確認した。
大和田 謙
Journal of Chemical Physics, 77(10), p.5040 - 5044, 1982/00
被引用回数:10 パーセンタイル:42.53(Chemistry, Physical)Wilsonによって導かれた四次元電子密度関数を含む量子力学的エネルギー式を用いて、有効核電荷(ENC)モデルにおける振動ポテンシャル関数を詳細に検討し、次の結果を得た。(1)Wilsonのエネルギー式からENCモデルの中で仮定したポテンシャル関数を理論的に導くことに成功した。(2)ポテンシャル関数の原子間距離に依存しない項Wを解析し、その解析形を得ることができた。(3)ポテンシャル関数の非局在電子密度に存在する項N(r:R)の性質についての知見を得ることができた。