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丹沢 貞光; 藤城 俊夫
Journal of Nuclear Science and Technology, 24(1), p.23 - 32, 1986/01
被引用回数:1 パーセンタイル:19.22(Nuclear Science & Technology)本報告書は、反応度事故条件下における浸水燃料の破裂による周辺燃料及びチャンネル・ボックスに対する影響を究明するために行ったインパイル実験及び解析の結果について述べたものである。流路管内で健全な燃料に囲まれた浸水燃料は、反応度事故時の出力の急上昇を模擬するために原子炉安全性研究炉(NSRR)で照射された。その結果、浸水燃料の破裂によって生ずる圧力パルスは、周辺燃料に対し殆ど機械的な影響を与えないが、流路管を膨らます原因となることが明らかになった。さらに、破裂領域での冷却水の排除は、周辺燃料の冷却を悪化し、破損しきい値を低減させた。また、STEALTH-Jコードを用いた2次元の解析により、落下した制御棒近傍の浸水燃料を含むBWRのチャンネル・ボックスが、圧力パルスにより変形し、その場所の制御棒の通路を塞ぐ可能性があることが明らかになった。
大西 信秋; 落合 政昭*; 石島 清見; 丹沢 貞光
日本原子力学会誌, 24(4), p.289 - 300, 1982/00
被引用回数:1 パーセンタイル:21.59(Nuclear Science & Technology)軽水動力炉で想定される反応度事故の安全評価において、比較的低発熱量で破損して機械的エネルギの発生を伴う浸水燃料の破損挙動を解明することは重要な課題となっている。本稿はNSRRにおいて行った浸水燃料実験について述べたものである。実験では、浸水量、炉周期、出力分布、ギャップ幅および貫通孔を実験パラメータとして、これらパラメータの破損挙動に及ぼす影響を調べた。実験により、浸水燃料の破損しきい値を明らかにすると共に、破損が燃料内部の水の急速加熱による圧力上昇によって生じること、破損には被覆管の温度が上昇する前に破損する低温破裂形と温度上昇による耐圧強度の低下をまって破損する高温破裂形があることを明らかにした。さらに機械的エネルギの発生は低温破裂形においてのみ見られることを実験により明らかにした。
反応度安全研究室; NSRR管理室
JAERI-M 9011, 106 Pages, 1980/09
本報告書は、1979年7月から12月までにNSRRにおいて実施した燃料破損実験の結果およびその考察についてまとめたものである。今期実施した実験は、標準燃料試験、燃料パラメータ試験、冷却条件パラメータ試験、USNRC燃料試験、欠陥燃料試験、高圧カプセル試験およびその他の試験の総計50回である。
石川 迪夫; 稲辺 輝雄
Advances in Nuclear Science and Technology, Vol.11, p.285 - 335, 1979/00
本論文は、世界的な反応度事故に関する試験研究の推移、NSRR研究計画の必要性、NSRR炉の特徴と実験能力、NSRR実験の計画と方法、および1975年10月から1976年6月までに得られた軽水炉型燃料に対する実験結果、ならびに実験の将来計画を述べたものである。
反応度安全研究室; NSRR管理室
JAERI-M 7977, 150 Pages, 1978/12
本報告書は、1978年1月から同年6月までにNSRRにおいて実施した燃料破損実験の結果およびその考察等についてまとめたものである。今期実施した実験は、標準燃料試験、加圧燃料試験、冷却水温パラメータ試験、強制対流試験、浸水燃料試験、薄肉被覆材燃料試験、狭巾ギャップ燃料試験および擦過腐触燃料試験であり、総計57回であった。また、本稿では、標準試験燃料における被覆管の酸化および脆化の測定結果について述べた。
反応度安全研究室; NSRR管理室
JAERI-M 7554, 169 Pages, 1978/03
本報は、1977年7月より同年12月までにNSRRにおいて実施した燃料破損実験の結果およびその考察等についてまとめたものである。実験は、標準燃料試験、加圧燃料試験、ギャップ燃料試験、流路模擬燃料試験、バンドル燃料試験、浸水燃料試験、特殊被覆燃料試験、冷却水温パラメータ試験、擦過腐食燃料試験、であり、計62回実施した。また、熱応力解析および照射後試験より、ペレットの割れに関する検討を行った。
反応度安全研究室; NSRR管理室
JAERI-M 7304, 134 Pages, 1977/10
本報は、1977年1月から同年6月までにNSRRにおいて実施した燃料破損実験の結果およびその考察等についてまとめたものである。実験は、スコーピング試験、濃縮度パラメータ試験、加圧燃料試験、流路模擬燃料試験、バンドル燃料試験および浸水燃料試験であり、計61回実施した。また、核分裂生成物の定量分析およびカロリーメータ法の2つの方法により、試験燃料中の発熱量の較正試験を実施し、結果を掲載した。この較正結果をもとに、新たに燃料発熱量、炉出力比を決定し、本報告以降に示される発熱量の値は較正後の評価値によっている。
石川 迪夫; 富井 格三
JAERI-M 7051, 141 Pages, 1977/04
本報は、1976年7月より同年12月までにNSRRにおいて実施した燃料破損実験の結果およびその考察等についてまとめたものである。試験は5項目に大別され、その中、スコーピング試験ならびに浸水燃料試験は前期に引続いて行ったもので、破損しきい値、破壊エネルギーの発生等に関してより詳細に究明した。濃縮度パラメータ試験、加圧燃料試験および流路模擬燃料試験はいずれも今期より開始した試験で、各々破損しきい値に関係し、スコーピング試験で得られた結果を基に比較検討すべきものである。これらの実験については4~10回程度行い、それぞれ破損しきい値に及ぼす影響について新たな知見を得た。