Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
中村 龍也; 藤 健太郎; 海老根 守澄; 美留町 厚; 坂佐井 馨
Proceedings of 2019 IEEE Nuclear Science Symposium and Medical Imaging Conference (NSS/MIC 2019), Vol.1, p.735 - 736, 2020/08
被引用回数:0 パーセンタイル:0.09J-PARCのSENJU回折計では検出器の増設や高度化が進められている。その高度化の一環として大面積(51.251.2cm)、高位置分解能(4mm)の2次元シンチレータ中性子検出器を開発した。この検出器は我々がこれまでに開発してきた実機レベルの散乱用シンチレータ検出器の中で最大サイズの検出器モジュールである。検出器の性能評価、長期安定性試験(1年以上)、回折測定実証等の結果から実機として使用可能な性能および堅牢性を有していることを確認した。
坂佐井 馨; 片桐 政樹; 松林 政仁; Rhodes, N.*; Schoonveld, E.*
JAERI-Research 2004-020, 19 Pages, 2004/12
ZnS:Ag/LiFシンチレータと波長シフトファイバを用いた背面読み取り法により位置検出を行う64
64チャンネル高位置分解能中性子イメージ検出器の検出特性を英国ラザフォードアップルトン研究所のISISにおいて測定した。その結果、ISISが実際に用いているApplied Scintillator Technology(AST)社製シンチレータを用いた場合、熱中性子に対して検出効率が24.5%であることがわかった。また、同時に
線感度を
Co線源を用いて測定した結果、7
10
counts/photonsであることがわかった。原研で開発したZnS:Agと
LiFとの比が1.5:1としたシンチレータでは熱中性子に対して検出効率が14.5%とISISのものに対して約60%であることがわかった。検出効率については、1-1, 1-2, 2-1、及び2-2コインシデンス法についてそれぞれ評価した。本検出器による中性子イメージ特性は、原研CNRF施設を用いて評価した。直径2mmの穴のあいたCdコリメータを用いて測定した結果、明瞭なビームイメージが得られることがわかった。2-2コインシデンス法を用いた場合には、検出効率は下がるものの位置分解能が改善されることを確認した。
松林 政仁; 日引 俊*; 三島 嘉一郎*; 吉井 康司*; 岡本 孝司*
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 510(3), p.325 - 333, 2003/09
被引用回数:9 パーセンタイル:53.63(Instruments & Instrumentation)シンチレータと高水素含有樹脂からなる高速中性子ラジオグラフィ用蛍光コンバータが開発され、電子撮像に応用されてきた。高速中性子とコンバータとの反応割合は、コンバータを厚くすることによって増加されるが、蛍光コンバータ自身が不透明であることから内部の発光はコンバータ表面に到達するまでに減衰を受ける。高速中性子ラジオグラフィ用の蛍光コンバータにおいて輝度を改善するために、コンバータ内部の発光を波長変換ファイバーを用いて観察側端面に伝達する新しい考えを取り入れた蛍光コンバータを考案した。東京大学の高速中性子源炉弥生で実施した実験により、波長変換ファイバーを用いた蛍光コンバータが従来型のポリプロピレン樹脂を用いた蛍光コンバータより高輝度であることが確認された。
藤 健太郎; 片桐 政樹; 坂佐井 馨; 松林 政仁; 美留町 厚; 高橋 浩之*; 中澤 正治*
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 485(3), p.571 - 575, 2002/09
被引用回数:2 パーセンタイル:19.05(Instruments & Instrumentation)次世代パルス中性子源を利用した中性子散乱研究に利用可能なシンチレータと波長シフトファイバを組み合わせた二次元中性子イメージング検出法の研究を進めている。本イメージング法は矩形シンチレータの4つの側面にそれぞれ波長シフトファイバを配置した構造の検出素子を用いている。入射する中性子の位置は、これら4本の波長シフトファイバから同時に蛍光が検出された場合入射位置とする方法により決定される。55
2mmtのLiガラスシンチレータを4
4のアレイとして配置した中性子イメージング検出素子を作製し基礎実験を行った。この結果、中性子検出効率が13%で、かつシンチレータ間のクロストロークが10%以下の位置精度で中性子イメージングが可能であることを確認した。
中村 龍也; 藤 健太郎; 筒井 紀彰; 海老根 守澄; 美留町 厚
no journal, ,
シンチレータと波長シフトファイバ技術を用いて次世代のたんぱく質専用中性子単結晶回折装置のための2次元中性子検出モジュールを開発した。本検出モジュールは位置分解能2.5mm、中性子有感面積320320mm
を有する。開発した検出モジュールは熱中性子に対して検出効率30-50%(
感度依存)、検出感度の一様性は約13%であった。発表では検出器の設計と実験結果について報告する。
中村 龍也; 藤 健太郎; 川崎 卓郎; 鬼柳 亮嗣; 大原 高志; 小泉 智克; 海老根 守澄; 坂佐井 馨
no journal, ,
J-PARCの物質生命科学実験施設(MLF)において開発された波長シフトファイバを用いた位置敏感型シンチレータ中性子検出器についてレビューする。波長シフトファイバを用いた2次元シンチレータ中性子検出器はMLFの単結晶中性子回折装置のために開発され、現在ではBL03とBL18に数十台が装填されている。当該検出器は通常のクリアファイバを用いた検出器と比較して、シンプルな構造、ピクセルサイズ設計における柔軟性、製造コスト等において大きな利点がある。発表では、MLFで開発された当該検出器の例を紹介するとともに、さらなる大面積化の可能性についても議論する。