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木内 伸幸; 池沢 芳夫
保健物理, 26, p.123 - 126, 1991/00
セル内除染作業においては、内部被ばく、身体汚染防護のために、作業者は、各種の呼吸用保護具、防護服を着用しており、これらの着用による作業負担は著しいものと予測される。この作業負担を定量的に把握するため、作業者の発汗量に着目し測定した。測定結果から、次のようなことがわかった。(1)作業者の作業負担の度合については、エアラインスーツ着用の場合と全面マスクとビニールアノラック着用の場合、浄気式加圧服着用の場合と全面マスクと不織布着用の場合が、それぞれ等価の関係であった。(2)前回(I)との測定結果の比較から、セル内温度の相達による発汗量の差が顕著であった。(3)作業負担を考慮した防護服の選択、作業環境の改善の必要性を認識した。
木内 伸幸
保健物理, 25, p.82 - 84, 1990/00
セル内除染作業においては、内部被曝、身体汚染防護として、作業者は、各種の呼吸用保護具、防護服を着用している。しかし、これらの着用による作業者の作業負担は著しいものと予測される。このため、その作業負担を定量的に把握することは、放射線作業における安全性の向上につながると考える。そこで、除染作業における作業者の発汗量に着目し測定した。その結果、以下のことが分かった。(1)除染作業における単位作業時間(1時間)当りの作業者の発汗量は、最大で2l、平均で1lあった。(2)エアラインスーツを着用した除染作業と全面マスクとビニールアノラークを着用した除染作業における作業負担は、発汗量からは、ほぼ等価であった。(3)測定結果と発汗量の適用限界から、各作業者のセル内除染作業時間は、最大2時間が目安になるだろう。
斎藤 伸三
Journal of Nuclear Science and Technology, 14(6), p.395 - 406, 1977/06
被引用回数:0溶解燃料とナトリウムの相互作用において、初期の液体ナトリウムの膨張過程(Phase A)では約3,500気圧の衝撃圧が発生すると言われている。しかし、それは必ずしも現実的な仮定に基づいているとは思われず、本論文では相互作用時の燃料とナトリウムの混合時間、FPガスの存在等により現実的な考えに基いて計算モデルを作成し、これらの影響を定量的に評価した。 解析の結果、混合時間が1msec以上では初期の衝撃圧は数100気圧まで下り、又、相互作用領域にガスが25%以上、あるいは非加熱領域のナトリウム中に数%以上のガスが存在するとPhase Aの圧力ピークは現れなくなることが知れた。 又、これらの効果は機械的エネルギー量の低下ももたらし、瞬時接触モデルの場合の約半分となる。