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鈴木 康文; 前多 厚; 岩井 孝; 金澤 浩之; 三村 英明; 荒井 康夫
JAERI-M 91-192, 25 Pages, 1991/11
高速炉用新型燃料として期待されるウラン・プルトニウム混合炭化物燃料中のプルトニウムおよび核分裂生成物の燃料内挙動を主にX線微小分析によって調べた。試験対象には、JMTRで約3%FIMAまで照射した燃料を用いた。ウランおよびプルトニウムの他にキセノン、パラジウム、ジルコニウム、セリウム等の核分裂生成物が同定された。ミニ炭化物の析出に起因する微細なプルトニウムの偏析が見られたほか、燃料ペレット周辺部で燃焼に伴うプルトニウム濃度の低下が認められた。キセノンについては、燃料周辺部で生成したキセノンのほとんどが燃料内に拘束されているのに対して、中心部では有意量がプレナム部へ放出されていることを示す試験結果を得た。ネオジム等の多くの固体状核分裂生成物の分布については、燃料内の燃焼度分布に応じたプロフィルが観察された。
柳澤 和章; 笹島 栄夫; 金澤 浩之
Journal of Nuclear Science and Technology, 25(5), p.500 - 506, 1988/00
被引用回数:2 パーセンタイル:30.94(Nuclear Science & Technology)NSRRで照射した燃料ペレット中に観られた、不溶解UO物質について、研究を行った。
大道 英樹; 岡本 次郎
J.Appl.Polym.Sci., 30, p.1277 - 1284, 1984/00
被引用回数:20 パーセンタイル:72.68(Polymer Science)メチル-,
,
-トリフルオルアクリレートの単独グラフトおよびプロピレンとの共グラフトを放射線を用いて行ない、イオン交換膜を合成した。グラフト率を比較したところ、単独グラフトより共グラフトの方が高い値を示した。ここで、グラフト率は平均のグラフト鎖分子量とグラフト鎖数の積で与えられ、さらに、グラフト鎖分子量は繰返し単位数とその分子量の積で与えられる。検討の結果、単独グラフトと共グラフトとでグラフト鎖数および繰返し単位数にはほとんど差がないことから、上記グラフト率の差は繰返し単位の分子量の差に起因すると結論できた。同じ繰返し単位数のとき、共グラフトによるイオン交換膜の方が単独グラフトによるイオン交換膜より低い電気抵抗を有していることを見出した。これはESCAやXMAで観測される官能基の分布状態の差異とよく対応しており、分布が均一である程、低い抵抗を示すことがわかった。
E.A.Hegazy*; 石垣 功; A.Rabie*; A.M.Dessouki*; 岡本 次郎
J.Appl.Polym.Sci., 26, p.3871 - 3883, 1981/00
被引用回数:56 パーセンタイル:92.09(Polymer Science)放射線前照射法によりアクリル酸をポリテトラフルオルエチレンフィルムにグラフト重合して得られた膜の、イオン交換膜としての基本的諸性質を明らかにした。グラフトおよび水膨潤による寸法変化、含水率、電気抵抗、機械的性質について、グラフト条件(線量、モノマー濃度)とグラフト率との相関を解明した。例えば、膜の電気抵抗は、グラフト率が7~9%に達すると急激に低下し、フィルムの中心部までグラフト重合が進行していることが示唆された。グラフト重合はフィルム表面からモノマーの拡散とともに進行することが、XMAによるグラフト分布の測定からも確認された。また、モノマー濃度が極めて高い系(80%)で得られた膜は、同一のグラフト率で比較した場合、電気抵抗は高く、グラフト分布も不均一であることが判明した。