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論文

Analysis of the stress field around concealed active fault from minor faults-slip data collected by geological survey; An Example in the 1984 Western Nagano Earthquake region

西山 成哲; 中嶋 徹; 後藤 翠*; 箱岩 寛晶; 長田 充弘; 島田 耕史; 丹羽 正和

Earth and Space Science (Internet), 11(6), p.e2023EA003360_1 - e2023EA003360_15, 2024/06

 被引用回数:1 パーセンタイル:12.29(Astronomy & Astrophysics)

活断層が確認されていない様々なテクトニックセッティングの地域において、マグニチュード6$$sim$$7クラスの地震が発生することがある。地震被害の低減のためには、そのような地震を発生させる伏在断層を把握することが重要であるが、それを把握するための手がかりとなる証拠は少ない。1984年に発生した長野県西部地震は、Mj 6.8、震源の深さが2kmと浅部で発生した規模の大きい地震である。本地域は固結した基盤が露出する地域であるにも関わらず、地表地震断層や地震後の地形変状は確認されておらず、震源断層は地下に伏在していることが知られている。本研究では、1984年長野県西部地震の震源地域において、地表踏査により割れ目に認められる条線のデータを集め、その条線形成に影響を与えた応力を、収集したデータを用いた多重逆解法で推定した。その結果、既知の伏在断層周辺の小断層において、本地域にはたらく現在の広域応力と同様の応力が検出された。この小断層の中には、第四紀の火山岩中に認められたものもあり、小断層がごく最近に活動したことを裏付ける。このことは、これらの小断層が伏在断層周辺に発達するダメージゾーンの一部である可能性を示しており、伏在断層を把握するための手がかりとなることが期待される。

口頭

Strain budget accompanied with the 2016 Kumamoto earthquakes inferred from geodetic and geological data

渡部 豪; 浅森 浩一; 梅田 浩司*

no journal, , 

2016年熊本地震の地震時のGPS観測より地震で7.103$$times$$10$$^{-6}$$のせん断ひずみが解放されたことが明らかとなった。また、産総研の活断層データより推定された地質学的ひずみ速度から、この地震の再来周期は約3100年であることが推定された。この再来周期は、活断層データベースに記載された値と良い一致が見られた。一方、地震後の余効変動に関しては、M7.3の本震より2.5カ月経過した時点で、本震時のおよそ10%程度のせん断ひずみの解放が推定され、それらは、本震と比してわずかであることが示された。

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